超効率対策法2
演習方法を工夫して学習効果を高める
本番想定の環境で感覚をつかむ
この時期の共通テスト対策の軸になる学習が過去問や予想問題の演習。効率よく「英語リスニング」の得点力を高めるには、その取り組み方を工夫し、試験本番までの限られた演習の機会を最大限に活かす必要がある。
そのために、まず意識してほしいポイントが、本番に近い環境で演習に取り組むこと。共通テストの「英語リスニング」は1日目の最後、夕方以降の時間に行われ、1日の疲労が蓄積した状態で試験を受ける。その状態でも力を発揮できるよう、演習の開始時間はなるべく本番の時間割に合わせて、なるべく17:20~18:00頃としたい。図書館や人の出入りの少ない自習室で行うのがオススメだ(カフェのようにノイズが多い場所はNG)。
また、問題を解く前に自分のミスのパターンを確認し、課題意識をもって演習に取り組むことも大事。確認用に間違えた問題と振り返りのメモの写真をスマホで撮って、専用のフォルダにまとめておくとよい。そして、問題を解いた後は、ただ見直しをするだけでは不十分。繰り返し音声を聞いて、発話の分量、音声のスピード、解答が決まるタイミングなどを「感覚的にわかる」という状態になるまで体に叩き込みたい。この状態まで引き上げることで、ようやくテストスキルとしての効果を発揮できる。