実力を過小評価していないか
受験勉強がとても順調でA・B判定が取れている場合は問題ありませんが、「必要以上に安全圏の大学を志望している」場合は注意が必要です。その大学で学ぶ強い意志がある場合を除き、安全志向や実力を過小評価するのは、非常にもったいないことです。前ページの図2でも紹介したように、難関大の合格者でも、9月時点でC判定以下だった人は大勢います。早い時期から安全志向に走る必要はありません。
“逆転不合格”もありえる
とはいえ、D・E判定の人が逆転合格できるように、A・B判定の人が逆転不合格になる場合もあります。それは前ページの図2からも明らかです。
A・B判定だった人でも、模試の成績を細かく見ていくと、すべての教科や分野を完璧にできていることはほとんどありません。ですから、判定が良かったからと油断せず、D・E判定の人と同様に成績表から不得意分野を見つけ出し、克服していきましょう。
前ページの図2からわかるように、この時期に低い判定が出ても、落ち込む必要はありません。最も大切なのは、諦めないことです。模試の成績表から自分の弱点を見つけ出し(模試成績表の詳しい見方は、次ページ以降で解説します)、諦めずに対策を継続していくことが、学力の向上につながります。
そういう意味では、早い時期の判定がAやBで油断してしまう人より、厳しい判定でも諦めずに努力を続けられる人のほうが、結果的に学力が伸びるのではないかと思います。
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