![この夏、何を・どこまで?科目別 伸びる!夏の学習 総整理[英語・数学・国語]](/assets/437a7680e6f34b928a92c3dba656ff7d/f1a2e33ff8f3417b9557d95a67d041d6/kamokubetuA_%E6%9E%A0%E7%84%A102.png)
自由に使える時間が豊富にある夏休みは、実力を大きく底上げする最大&最後のチャンス!志望校合格へとつながる成果を手にするために、この夏、どのように学習に取り組めばいいのか?英・数・国について、受験生が押さえるべきポイントを総整理する。
ZEN Study 三浦 淳一 先生
予備校や進学校での大学受験指導のほか、映像授業でも活躍中。『全国大学入試問題正解 英語』の解答者であり、『全レベル問題集 英語長文①~⑥』『入門英語長文問題精講』(いずれも旺文社)など、多数の著書がある。


・レベル別の長文読解問題集
・共通テスト型の問題集
夏休みはとにかく長文を読み、問題を解きまくろう。英語の学習時間の大半をこれに費やして、それ以外の学習は残った時間でやるくらいで構わない。レベル別の問題集(志望校が共通テストの比重が高ければ、その予想問題集でも可)を1日1題ずつ解き進め、その英文に出てきた語句や文法事項もしっかり確認すること。解答時間は気にせずに納得のいくまで考えながら解き、解説を熟読しよう。

・単語集
・熟語集
1学期からスタートしているはずの単語集をさらに何周も反復し、知識を定着させよう。また、新たに熟語集を使って熟語の知識も習得するとよい。いずれも「完全に覚えてから先に進む」より、「うろ覚えでもよいから先に進み、何度も繰り返す」姿勢のほうが効果的にインプットすることができる。大事な単語・熟語は今後も何度も出合うので、忘れることを恐れずに先へ先へと進めよう。

・英文法の参考書
・英文法の単元別問題集
できれば1学期に仕上げておきたい英文法の重要単元(文型、準動詞、関係詞、比較など)だが、できなかった人は、夏休み前半がラストチャンスだと思って必ず仕上げるようにしよう。これらの文法単元について十分に理解していないと、正確に英語を読むことも書くこともできないからだ。なお、文の構造と直接関係のない単元(時制、代名詞、前置詞など)は後回しにしてもよい。

計画を立てる際に注意したいのは、インプットとアウトプットのバランスだ。多くの受験生は、自分の知識に自信を持てないために単語の暗記などインプットを偏重する傾向があるが、これでは“真の実力”は養成できない。問題を解く(アウトプット)というプロセスで「必要な知識の不足があれば、そのつど補っていく」ほうが効果的である。毎日コンスタントに単語などを覚えることも重要だが、時間をかけすぎないようにしたい。


設問だけに留まらず、常に英文の完全理解を目指す
長文読解問題の練習をする際は、「設問の解答さえ合っていればよい」という姿勢ではなく、1つ1つの英文を完全に理解することを目指したい。例えば、設問とは関係のないところでも「和訳しなさい」と言われたら訳せる、「理由を説明しなさい」と言われたら説明できることが理想である。こうした学習姿勢こそが、揺るぎない実力につながる。
英文の文脈の中で“真の語彙力”をつける
難関私立大では、語彙の質と量で合否が決まると言っても過言ではないが、単語集・熟語集を丸暗記するだけでは“真の語彙力”は身につかない。暗記は語彙力をつける準備段階としては必要だが、“生きた知識”として定着させるには英文の文脈の中で身につけるしかない。こうして身につけた語彙力は、速く正確に英文を読むための必要条件となる。
この続きを読むには
に登録(無料)が必要です
さらに旺文社のサービスで
この他にも便利な機能が!
詳しくはこちら




