駿台予備学校 大森 徹 先生
生物を得意にする救世主。『大森徹の生物Doシリーズ』『生物 基礎問題精講』(旺文社)、『大森徹の最強講義126講 生物』『生物の最重要知識スピードチェック』(文英堂)、『理系標準問題集 生物』(駿台文庫)など著書多数。


▶計算・グラフに特化した問題集
▶標準レベル問題集
計算やグラフ問題の習熟にはまとまった時間が必要なので、夏休みはこれらをマスターする絶好のチャンスだ。まず、苦手と感じる問題を、①遺伝子の計算、②光合成の計算など、具体的に書き出して順位をつける。次に、それらについて順に計算・グラフに特化した問題集で解法を確認したら、標準レベルの問題集から類題を拾い出してトレーニングする。類題を解くことで苦手意識をなくしていこう。

▶教科書&詳しめの参考書
▶標準レベル問題集
遺伝子関係は他の単元以上に難易度が高く、考察問題としても出題されることが多いため、マスターするのに時間がかかる。また、遺伝は教科書では軽減されたものの出題は減っていないので、大きく差がつく単元である。逆に、夏休みの間にこれらをマスターできれば大きな得点源になる。ただし、教科書の知識だけでは太刀打ちできないことが多いので、問題演習を通して解法を会得する必要がある。

▶教科書
▶基本レベル問題集
未習の単元があると「間に合うのか?」と不安になるが、この不安を解消するためにも、時間に比較的余裕のある夏休みの間に先取りしてしまうとよい。また、早い段階でひと通りの学習を終わらせておけば、近年の入試で頻出の分野横断型の問題の対策にもなる。教科書で小単元を1つ読んだら、すぐに基本レベルの問題集で問題を解く。この繰り返しによって未習の単元も克服できるはずだ。

課題も目的も明確にしないまま学習するのでなく、具体的に「今週は遺伝子発現、その中でも今日はオペロン説をマスターしたい」など具体的な学習内容を掲げて、それを1つ1つクリアするという学習姿勢が大切だ。特に苦手な単元は後回しにせず、優先的にその単元に全集中して取り組むことが重要である。その結果、「夏休みの間にこれがマスターできた!」となれば、それが自信になって、秋からの学習にも弾みがつくはずだ。


実験・考察問題に積極的に取り組み、
正攻法の解き方を習得する
これらの大学では実験・考察問題のウエイトが高く、これらの問題が解けるかどうかが合否のカギを握る。ただ単に問題を多く解くのではなく、まずは実験・考察問題に特化した問題集などを使って、ヒントの見抜き方や思考の手順、考察のパターンを身につけよう。正しい方法で学習すれば、実験・考察問題も自信を持って対応できるようになるはずだ。
弱点を克服することで
得点力をアップさせる
弱点となっている単元については、まず教科書を熟読しよう。そして、それらの現象をストーリー化し、口頭で語れるようにするとよい。さらに、すぐに問題を解き、問題の中で理解を深めていきたい。インプット(知識の習得)とアウトプット(問題演習)を並行させることが最も効果的である。弱点を1つなくすたびに得点力がアップするはずだ。
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