北海道大学
バランスの良さが光る、
標準レベル中心の良問セット
出題の傾向
北海道大の数学の特徴は、「バランスの良さ」。飛び抜けて難しい問題は出題されず、どれもが標準レベルの演習をしっかり積んでいれば完答できるものです。大問はいくつかの小問に分かれていますが、その到達段階により実力差がきれいに現れるように、難易度に「傾斜」がつけられています。まさに学力試験のお手本のような構成です。2025年の理系第1問の「数列」と「指数・対数」の融合のように、複数分野を巧みに組み合わせた問題もよく出題されます。着実に問題演習を積み重ねてきた受験生が、きちんと報われる入試と言えるでしょう。
秋からの対策アドバイス
北海道大の数学は、年度によって現れない範囲はあるものの、総じてどの分野からもまんべんなく出題されます。したがって、すべての分野で標準レベルの問題まできちんと仕上げておくことが重要です。大問の中では、小問が次の小問の誘導となっていたり、そこで扱った内容を一般化する形になっていたりすることがほとんどです。最初の易しい小問を確実に取り、誘導の流れをつかんだうえで、最後の小問の「ひとひねり」に対応できるかが合否を分けます。出題は予備校等の全国模試に近いので、こうした模試も積極的に活用していきましょう。


●「総合傾向チャート」の各項目の内容
難易度:問題全体の総合的な難しさ。完答に必要な学力と思考力の水準
自由度:誘導の少なさや解法の多様性、自力で方針を構築する必要度の高さ
時間圧:試験時間に対する問題量・計算量の多さ。高いほど時間との戦いになる
型破り度:作問の独創性や意外性。定型に収まらない問題の多さ
ひらめき度:定石だけでは対応できず、柔軟な発想や気づきが必要な度合い