中期・後期日程まで全力投球するために必要なポイントを、さらに深掘りしたい。
Q&A形式で聞いた先生方のアドバイスを最後まで走りぬくため役立ててほしい。

中期日程は、受験機会が増えるとはいえ、移動の手間や費用面の問題もあるため、二の足を踏む受験生が多いかもしれない。林先生は「自分の譲れないポイントを大切にしつつ、中期の出願を検討することをおすすめします」と語る。「やはり合格の可能性が増えるからです。共通テストの点が伸びず受験を控えようとする生徒がいますが、それは発想が逆で、伸びなかったからこそ機会を増やすべきです。まずは打席に立つことです」と語る。舞嶽先生は「中期日程の受験は、後期日程まで頑張るためのモチベーション維持の効果もあります。前期試験後、3月1日前後に卒業式があり、そこで気持ちが切れる人が多い。3月8日ごろに中期試験を受けることで、気のゆるみを抑えられます」と説明する。

中期・後期日程合格のため必要な力について、重要度も踏まえて改めて整理したい。舞嶽先生はメンタルの強さと集中力を最重視。「それまでの受験勉強を通じて学力があることが大前提ですが、心身の不調から、実力を発揮できない事態もあり得ます。最後まであきらめずにやりぬくには、メンタルの強さと集中力が大事です」と説く。さらに、学習計画などを自ら立てて実行できる自己管理能力も大切だという。

林先生は前期試験終了後の学習とメンタルの強さを最重視する。「前期試験後の限られた期間で集中して取り組めるか、それができるメンタルの強さがあるかです」と説明する。加えて、周囲の環境の重要性も強調。「前期試験後、周囲の友達が勉強する雰囲気か、勉強のため学校に通い続けられるか、そうした環境面はモチベーションに影響します。周囲の環境が勉強に適していないと、独力での立て直しは苦戦します」と話す。


最後に、中期・後期日程まであきらめずに粘る意義を先生方に聞いてみよう。舞嶽先生は「最後まで自分を信じ、あきらめずに中期・後期日程まで頑張ることで、思わぬ結果が出ることもあります。合否は紙一重ということは、実際に難関大に合格した受験生が感じることです。特に現役生は最後まで実力が伸びます。積み重ねた時間と努力を信じ、合格をつかみ取ってください」と呼びかける。
林先生は「仮に浪人することになったとしても、中期・後期日程の経験は翌年の受験に必ず生きます。また、前期日程で失敗しても、あきらめずに中期・後期で立て直そうとした経験は、今後の人生の糧になります」と強調。「中期・後期日程は人間的に成長できる機会でもあります。対策は大変かもしれませんが、ぜひポジティブな気持ちで受験してほしいと思います」とメッセージを送る。

大学や学部など自分の軸を大切に初志貫徹!
共通テスト後、正式に出願先を決めるタイミングで悩む受験生は多い。舞嶽先生によると、その時に大事になるのが「自分にとって大事なものを軸に、初志貫徹する」ことだという。「共通テストの得点が想定より伸びなかったものの、初志貫徹して前期・後期いずれも医学部に出願した生徒がいました。前期は不合格だったものの、後期は見事に合格しました。『医学部に合格する』という軸で、後期まで頑張りぬいたことが実を結んだのです。学部や大学など、自分にとっての軸を大事に、あきらめずにやりぬくことが重要です」と説明する。

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