
今年度、『螢雪時代』にご登場いただいた多くの著名人や有識者の中から、編集部が厳選した4人が再登場。各分野に精通した“受験の賢者”たちから、本番を控える受験生に自らの経験談とメッセージを届けてもらった。

知識集団QuizKnock所属 東 言(ひがし ごん)さん
東京大学文学部人文学科卒。高校時代に「全国高等学校クイズ選手権」で優勝。もともと理系だったが、大学在学中に“文転”。双子の兄・東問もQuizKnock所属のクイズプレーヤー。
10月号「QuizKnock vs 作問者 入試の出題意図を読み解く!」に登場

QuizKnock所属というと「勉強ができるんだろう」と思われがちですが、結果的に東京大に合格できたとはいえ、全然余裕のある受験生ではありませんでした。合格できるかどうかが第一だったので、大学に合格した後のことは、正直あまりイメージしていませんでした。
判定も「受かるな」という感じではなく、ずっと合格最低点を目指して勉強していたので、不安もありました。受験から何年経っても「合格したのに、実はまだ受験が終わっていない」という悪夢を何度も見たので、いま思えば当時は精神的に相当苦しかったのかもしれません。

基礎的な学力はあっても、東京大の2次試験対策が圧倒的に不足していました。本番2週間前くらいからは、点数を上げるよりも、当日をどう乗り切るかの戦略が大事だと思います。僕は得意な国語で高得点を取って、合格点に達する計画を立て、それを念頭に置きつつ過ごしました。
ただし、根拠がないとただの楽観なので、自分の中で合格へのロジックを固めることが大事です。僕の場合は、予備校の直前講習で本番と同じ形式の試験を受けたところ、自分が想定した得点構成だったので、「この方向で伸ばせばいい!」と本番に向けて自信が持てました。

受験勉強という決まった期間に集中して勉強した経験自体が、今後の人生で何かに打ち込む時に生きると思います。僕はクイズをやっているので、受験勉強で得た知識がクイズに生きている面もあります。受験勉強で得た知識は、自分の中に深く確かに定着しているのを感じています。
僕の仕事がちょっと特殊なのですが、定期的に大学入試の問題を解く環境なので、受験勉強の経験と知識はいまも役立っていますね。また、サッカー部を引退してもサッカーに興味があるように、受験勉強も「引退後も楽しめる趣味」として今後も残っていくと思います。
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