旺文社ホームページで
『螢雪時代4月号』を購入して、
付録「大学合格 螢雪手帳」を
GETしよう!

学習継続の見方

螢雪手帳の実力螢雪手帳の実力

志望校に合格するには、
「目標を立てる→勉強→達成度チェック」の
サイクルを回していくことが大切だ。
それをサポートしてくれるのが本誌付録「螢雪手帳」。
今、「螢雪手帳」を手にした読者に、
手帳を活用した受験勉強術を伝授しよう!

KEISETSU SCHEDULE BOOK

学習目標を設定し、
計画を立てる

螢雪手帳を開く前にやってほしいのが、大学受験本番までの期間を「1学期・夏休み・2学期・直前期」などと分け、各時期の大目標を決めておくこと。「1学期=基礎を終わらせる」などシンプルでOKだ。そのうえで手帳を使っていこう。目標は「今月の目標」「今週の目標」と2段階に設定し、前者には学習の軸となるテーマを、後者には何をどこまでやるのかを具体的に掲げる。一方、計画は週単位で立てるのがポイント。
まずは学校行事や部活、塾などの予定を書き込み、「勉強にあてられる時間」を明確にする。そして、予定とのバランスを見ながら、科目と学習内容を日単位に割り振っていく。目標・計画を立てる作業は、15分程度で終わらせるようにしよう。

手帳記入サンプル

勝利をもたらす受験勉強のPDCAサイクル勝利をもたらす受験勉強のPDCAサイクル

受験勉強の質を上げるために重要なのが、右に示した「PDCAサイクル」を回すこと。まずは志望校を決めて、その入試科目・配点・出題傾向等を分析し、学習目標・計画を立てる(PLAN)。
次に、目標・計画に従って勉強をする(DO)。そして、「どうだったか」と達成度をチェックする(CHECK)。大切なのは、「なぜできなかったのか」を分析すること。計画通りに進まなかった原因が何か(分量が多すぎた? サボった? どこかでつまずいた?)によって、対策は変わってくる。
そして、もっとも重要なのが、分析結果を受けてやり方を改善すること(ACTION)。分量を調整する、モチベーションが上がる工夫をする、弱点の補強をするなど、次の学習目標・計画(PLAN)へと活かしていこう。

PDCAサイクルイメージ

勉強して達成度を
チェックする

せっかく勉強しても、やりっぱなしでは学力は伸びにくい。1日の終わりに螢雪手帳を開き、計画に対する達成度(○△×や1~5など)や結果(何をどれだけやったか)、良かった点や反省点などを振り返り、学習記録を残す習慣をつけよう。大切にしてほしいのが、自分の感覚。数学は集中できた、国語は気分が乗らなかったなど、感じたことを書き残しておくと、週の終わりに振り返る際にとても参考になる。
一方、勉強時間や睡眠時間の数値を記録しておくのもオススメ。記録をとり続けると、自分にとってベストな勉強時間や睡眠時間、休憩のタイミングがつかめてくるはずだ。主観的な感覚と客観的なデータから、自分にとって最善のスタイルを見い出そう。

課題を明確にし、
次の学習に活かす

「毎週日曜日の夜」などに、1週間の振り返り&次週の計画立案の時間を持とう。何ができて何ができなかったのか、なぜできなかったのかを振り返り、次週への課題を洗い出していく。
大事なのは、「どうすれば勉強の質や効率を上げられるか」という視点! 例えば、英単語の暗記は1回あたりの分量を減らして頻度を増やす、数学は朝30分早起きしてやる、現代文はまとまった時間がとれる日にやるなど、時間の使い方や勉強法を工夫しよう。試行錯誤を重ね、自分に合った学習スタイルを確立していこう。

判明した課題を書き、
次の学習に活かす
志望校への思いを書くなど、
モチベーションアップの工夫も

1週間の達成度はイラストなどで描くと楽しい
1週間の達成度はイラストなどで描くと楽しい

必要に応じて、
学習計画を修正する

学習目標・計画は絶対的なものではない。実行する中で無理が生じたり、新たな課題が見つかったりすることはよくある。学校の定期考査や模試で明らかになった弱点を急いで補強する必要に迫られることもある。一度立てた計画に固執することなく、学習成果・到達度に合わせてやるべきことの優先順位を変更し、柔軟に修正することが大切だ。定期的にペース配分(どの時期に何をどこまで定着させればいいのか)を確かめて、微調整を加えよう。模試が格好のペースメーカーになる。

想定外の事態

「螢雪手帳」採用の理由& 成果!

高校の先生の

千葉県立佐原高等学校 3学年主任(2022年度)
齋藤 淳一 先生

採用の理由

受験生として、共通テストまでの日数を意識させる

私が担当する3年の生徒は、『螢雪時代4月号』の付録「螢雪手帳」を手にするところから、受験最終年をスタートさせています。2023年大学入試は、螢雪手帳で日程管理をするようになって3回目の受験となりました。1回目は生徒に螢雪手帳の紹介をしましたが、書店の在庫の関係から、ごく少数の生徒のみが4月号を購入することができ、その恩恵を受けました。
その後は、2年生の最後に新3年生全員分、4月号を予約購入しています。受験の年はどうしても、螢雪手帳による日程の管理が必要です。
私の高校は多くの生徒が国公立大学の合格を目指し、共通テストを受験します。そのため、4月には手帳のウィークリーシート左上の「共通テストまでのカウントダウンの日数」が300日を切っていることを自覚させ、曖昧な「1年間感覚」から目を覚まさせるのです。

得られた成果

計画的に勉強し、軌道修正も。先生からの励ましの言葉を力に

ウィークリーシートの行事予定欄には、共通テストの実施日や、国公立大学2次試験への出願受付開始日など入試日程が記載されています。
12 月以降は出願・受験・合格発表・入学金納付・書類送付と煩雑を極めます。うっかりが許されない日程の管理は、生徒・担任の先生・保護者が共有する必要がありますので、3年生の保護者にも螢雪手帳の利用を推奨しています。初めての受験となる生徒・保護者に無事に乗りきってもらうため、また生徒が学習に専念する時間を確保するためにも手帳が役に立ちます。日々の記入は1週間単位になっていますので、学習計画を立て、消化できなかった内容をその週の中で修正して取り戻すなどの活用ができます。
また、手帳の表紙の裏面(白地)には、日々支えてくれる先生に励ましの言葉やイラストを書いてもらって、頑張る力に変えるのです。

螢雪アドバイザー 堀 浩司先生が教える!
「螢雪手帳」の活用ポイント!

絶妙のアドバイスを活かして、PDCAサイクルを身につける絶妙のアドバイスを活かして、PDCAサイクルを身につける

螢雪手帳は、ウィークリーシートを使って、「学習目標設定→勉強→達成度チェック」のサイクルを回していく構成になっています。毎週の小さな達成感の積み重ねは、受験勉強のモチベーションアップにつながります。目標を達成できない週が続けば、勉強方法の見直しや計画修正の必要性に気づくことができます。こうして螢雪手帳を活用することで身につく計画力・自己分析力・軌道修正力・実行力などは、受験だけでなく社会人になってからも大いに役立つ力です。和田秀樹先生の「今月の合格指南」が、とてもいいアクセントになっていますね。受験技術研究家であり精神科医でもある和田先生のページは、タイムアウト時に選手の心理状態に合わせて実に効果的なアドバイスをしてくれるコーチの言葉のように、胸に響きます。巻末の和田式の「科目別データ・戦術シート」や「志望校分析・実力記録シート」も上手に活用しましょう。