商業高校だったので、大学に進学したら会計についてもっと学んでみたいと思っていました。地元の大学でも学べたのですが、せっかくなら東京で暮らしてみたいと思い専修大学へ。高校の修学旅行で初めて東京へ来たときは1日中いつも人が多いので少し驚きましたが、いまはもちろん慣れました(笑)。東京で暮らしてみて地元との違いを一番感じることは、なんでも揃っていて便利ということ。食品は近所にスーパーが数店舗ありますし、服や電化製品も新宿に行けばお目当てのモノがすぐに見つかります。
東京には知り合いがほとんどいなかったので、ひとり暮らしを始めたときは寂しかったです。と言っても、それは最初の3日間だけ。入学の準備や、近所の地理を把握するために街を探索しているうちに寂しさも忘れてしまいました。昔から料理が好きだったので、キッチンをひとり占めできることも嬉しかったです。中華料理が得意で、大学1年の夏にはかっぱ橋(東京・浅草にある道具街)で念願の本格的な中華鍋も買いました(笑)。自分好みの味に仕上げても誰にも文句を言われないので、思いきり好きな中華をエンジョイしています。
大学では、入学してすぐにサイクリングのサークルに入りました。日帰りサイクリングで、富士山や伊豆・箱根などいろんな所に行きました。また、東京へ来たら関西や九州などへも出かけたいと思っていたので、アルバイトのお金が貯まったら「青春18きっぷ」を使って途中下車を楽しみながらあちこちに行きました。ただ残念だったのが、結局大阪より西には行けなかったこと。来春からは一般企業の経理課への就職が決まったので、仕事に慣れてきたらあらためて挑戦してみたいと考えています。
東京は人が多いので、いろんな人との出会いがあり交流の輪が広がります。それと、さまざまな場所でいろんなイベントが開催されているので、興味のあるものにすぐに出かけられるのも便利。就職活動のときも、就活イベントや説明会がたくさん開催されていて、大変役立ちました。電車やバスも整備されていて、東京に住んでいると、なにからなにまで本当に便利です。ただ、やっぱり育った福島での想い出は一生の宝もの。「いつかは福島へ」という気持ちを胸に、社会人になっても頑張りたいと思います。