雑誌に専修大学の人文・ジャーナリズム学科の先生の記事が掲載されていて、それを高校生のときに読んで感銘を受け、専修大学のことを知りました。高校時代は学校にある図書館の存在が、勉強だけでなく学生生活を送るうえで広く自分の助けになり、将来は司書教諭になりたいと思うようになりました。人文・ジャーナリズム学科で学ぶうちに現在は目標が少し変わり、卒業したら大学院に進んで図書館情報学を学び、学校図書館についての研究を進めながら、司書教諭を支える立場をめざしていきたいと考えています。
父が仕事の関係で東京で単身赴任をしていて、一緒に暮らすことになったので不安はありませんでした。父と一緒なので、徳島の母も安心しているみたいです。東京には高校の修学旅行で一度来たことがありましたが、当時は土地勘がなかったので自分が東京のどこにいるのかはっきりわかりませんでした。東京には徳島と違って大きな書店が多いので、本が好きな私にとっては嬉しいです。また、本を読んでいると東京の街がよく描かれているのですが、そこに自分が住んでいるということにすごく不思議な感覚を覚えることがあります。
大学で教員免許や司書、司書教諭の資格を取得したことです。資格取得のために必要な授業を、神田の二部(夜間部)で受講したこともあります。尊敬できる先生方ばかりということもあり、大学では勉強するのがすごく楽しくて、もっともっと学びたいという気持ちでいっぱいでした。教員免許を取得したのも、司書教諭の現場を支援するためには教員との相互理解が必要であると考えたからです。大学での4年間は充実していて、日々がチャレンジの連続だったと感じています。
東京では、先生や一緒に学ぶ仲間たちをはじめ、いろいろな場面でたくさんの人たちと出会うことができました。ある著名な方が、「メディアというのはテレビや雑誌などの媒体だけでなく、人と人をつなぐ場所のすべてがメディア」だとおっしゃっていました。その意味では図書館もひとつのメディアと位置づけられ、私自身がめざす図書館の在り方も、人と人、自分と自分の架け橋になるような場所にしていきたいと考えています。さまざまなことを学ぶことができ、東京に来て良かったです。