当時、姉が東京の大学に通っていて、私も一度は東京で生活したいと思っていたので、東京の大学を受験しました。高校のときに歴史の授業が面白かったので「歴史学」を学べる大学を調べ、その結果、少人数制で低年次からゼミナールで専門分野を深く学ぶことができる専修大学へ進学を決めました。一日も早く東京に行きたくて、入学する日が来るのが楽しみでした。姉と私の2人が東京へ行ってしまい、両親は本当は寂しかったと思います。しかし東京の大学への進学を後押ししてくれたことに今でも感謝しています。
K-POPがきっかけで韓国に興味が湧き、大学に入学したら、韓国について学び、韓国へ留学し、韓国語をマスターするのが大きな目標でした。そこで、英語以外の外国語の授業は韓国語を選択。韓国への留学は、3年次から1年間、交換留学生として夢を叶えることができました。その結果、韓国語能力試験(TOPIK)で最上級の6級を取得するまでに上達しました。また、2年次から始まるゼミナールでは、「東アジア近現代史」をテーマに、韓国とその周辺の国々の歴史について知識を深めました。
東京では人の多さに驚きましたが、とりわけ通勤ラッシュ時の電車の混雑には圧倒されました。地元での主な移動手段は車か自転車でしたし、たまに乗る電車もここまで混んでいることなんてありませんでした。生活は3年次までは姉と一緒だったので何不自由なく過ごしました。そして3年次から1年間留学し、帰国したときに初めてひとり暮らしを始めることになりました。留学を経験したことで自立心や自己管理能力が鍛えられ、ひとり暮らしも順調に進められました。
志望していたエンターテインメント関連の企業から内定をいただきました。東京に来たことでK-POPやアイドルのコンサートもよく観に行けるようになり、芸能やエンターテインメントの世界にひかれていきました。身につけた韓国語を活かせる機会があるかと思うと、働くのが楽しみです。韓国語を学べ、韓国に留学することもでき、希望の就職先も見つかり、大学生活はとても充実していました。最後の仕上げは、「韓国の歴史」をテーマにした卒業論文に挑戦することです。