父が公務員だったので私も同じように公務員になりたいと思い、公務員試験に役立つ法律も学べる法律学科を選びました。実は昔、祖父が法律事務所を開業しており、その影響で法律を身近に感じていたことも法律学科を選んだ理由のひとつです。また、東京には親戚がいたこともあり幼い頃から何度も来ていたので、一度は東京で生活してみたいと強く思っていました。そして大学進学を機に上京し、親戚の家の近くでひとり暮らしを始めました。親戚が近くにいたので安心でしたし、憧れの東京での生活が実現してすごく嬉しかったです。
実家で暮らしているときから母の料理を手伝っていたので、自炊はすぐに慣れました。それに、もともとひとりでいることが平気な性格ですし、近くに親戚もいたので、寂しさも感じませんでした。ただ、大学から少し離れていたので、通学時の満員電車に慣れるまで少し時間がかかりました。東京で暮らし始めた当初、人の多さと次々と来る電車を見て、まるで異国に来た気分がしました。大学生になってからは海外旅行にもよく行くようになったのですが、このような街の雰囲気は東京ならではだと思います。
神田キャンパスの1号館や5号館には自由に過ごせるスペースがあるので、時間が空いたときはよく友人とおしゃべりをしています。また、レポート提出や試験が近いときは、図書館もよく利用します。また、友人がバレエを習っており、長期休暇には二人で芸術鑑賞を兼ねてドイツやオーストリア、ニューヨークなどにも行きました。幼い頃から英語が好きだったので、海外でも不自由なく過ごせました。語学を身につけておいてよかったと感じています。今度はフランスとイタリアに行く予定です。
公務員をめざして授業と並行して学内で公務員試験講座も受講していましたが、3年次になり就職についてあらためて考えたとき、目標を一般企業への就職に変更しました。公務員も魅力的な職業なのですが、公共の業務に限定せず、より広い世界で多くの人を対象にした仕事に就き、自分の可能性を試してみたいと思ったからです。4年間で身につけた法律の知識は企業でも役立つと思いますし、なによりも人生のさまざまな場面で活かされるはず。理想の企業から内定をいただくことができ、働くのが楽しみです。