実家が飲食店を経営していたこともあり、高校は商業科へ進学しました。高校入学当初から大学への進学をめざしていたので、簿記や情報処理などの検定試験にも積極的に挑戦しました。地元の受験生の多くが関西の大学をめざすように、僕も最初は関西エリアで大学を探していました。しかし、大学進学をきっかけに多くの経験ができそうな東京の大学で視野を広げたいと思い、専修大学の公募制推薦入学試験を受験。専修大学商学部に進学しました。
簿記・会計のスキルを磨きたいと思って会計学科に入学したのですが、マーケティングの授業を受講してから、消費者の行動や企業の戦略などに興味を持ち、マーケティングについても深く学んでみたいと思うようになりました。3年次からスタートしたゼミナールでは、マーケティングの分野を選択。日本国内のスマートフォン利用状況について、グループに分かれて調査・分析しています。卒業後は、マーケティングで学んだ企画・販売の知識と会計のスキルを活かせる仕事に就き、将来的には実家の飲食店を継ぐことも考えています。
3年次の夏休みに、1か月間オーストラリアでインターンシップに参加しました。将来のために海外経験を積んで、グローバルな感覚を身につけたいと思ったからです。現地では、語学学校のサポートスタッフを体験しました。僕は、英語があまり得意ではなかったので、笑顔とジェスチャーを駆使して、なんとか1か月間を乗り切りましたが、やはり英語力の必要性を実感し、帰国してからは英会話上達のために、海外ドラマや英語を学べるコンテンツを見て勉強を続けています。
入学当初は、香川県が運営する県人寮に入寮しました。寮は食事付きで、同じ出身地の人ばかりなので寂しさを感じたことはありませんでした。入寮期間は2年間と限られていたため、3年次から初めて一人暮らしをしています。小学生の頃から野球をしていたので県人寮でも野球チームをつくり、いまでも休日には大学の野球サークルと並行して楽しんでいます。一人暮らしは大変だと想像していましたが、むしろ自分のペースで過ごすことができ、楽しく過ごしています。ただ、ご飯だけは手軽に済ませようとすると栄養が偏ってしまうので、気をつけながら生活しています。