大学進学時、学部選びで迷っていたときに「人間科学」という学問があることを知り、ぜひ学んでみたいと思い専修大学の人間科学部に進学しました。授業ではフィールドワークなどを行い、生活のさまざまなシーンにおける人の意識や行動の仕組みを掘り下げています。人の心の働きを学ぶことは普段の生活でも役立つことが多く、友人とのコミュニケーションにも活かされていると感じています。また、入学してから大学内に公務員試験講座があることを知り、1年次から受講しています。将来は福島県の県庁または市役所で働き、地元に貢献することができたら嬉しいです。

3年次から「食と農の社会学」をテーマにしたゼミナールに所属し、「風評被害」について研究しています。私は東日本大震災で被災した福島県出身なので、ゼミナールではぜひ風評被害について取り組みたいと思っていました。まず、風評被害について過去に書かれた研究者の論文や社説などに目を通し、さらに新聞記事などを収集して知識を深めました。その後、福島県庁に風評被害の現状や対策、水産物以外の観光などへの影響について、取材も行いました。今後は風評被害の課題をまとめ、どのような対策を行っていくべきかを自分なりに考察していきたいと考えています。