④学習プランニング 過去問研究を踏まえて学習プランを立てよう!
過去問研究は3年分取り組む
現在地とゴールとの距離を把握できたら、それを埋めていくために学習プランを立てましょう。このとき欠かせないのが、志望校の過去問研究です。自己分析や問題の分類に使ったような「じっくり解いてみて、どれくらいできるか確かめる」用の過去問は、直近1年分でOKですが、出題傾向をつかむ研究用の過去問は、直近3年分を目安にしてください。
模試の解説や参考書も活用を
過去問研究で意識すべきポイントは、①よく出題されている分野、②問題文の分量と試験時間、③問題文のレベルと出典の傾向、④解答の分量(解答欄のスペースや文字数)、⑤設問のパターン、⑥本文の素材をどの程度解答に使えそうか、などです。設問パターンは「一見すると似ているが、実は異なる」ものもあり、これは模試の解説や参考書が対策の参考になります。
みなさんが目指すのが難関大であるならば、やはり大学によって出題の傾向や特徴が存在します。難易度の高い英語長文が出題されたり、問題文の出典が相当マニアックだったり、というケースです。過去問研究をしたうえで、対応できる学習プランを立てましょう。
過去問研究で意識したい観点
- よく出題されている分野
- 問題文の分量と試験時間
- 問題文のレベルと出典の傾向
- 解答の分量(解答欄のスペースや文字数)
- 設問のパターン
- 本文の素材をどの程度解答に使えそうか
過去問研究では、まずは頻出分野を確認しましょう。次に問題文の分量と試験時間を確認し、解答時間がどれだけタイトなのかを理解します。また、問題文の難易度レベルや出典の傾向は大学によるので、事前に把握したうえで対策する必要があります。解答の分量は、国語なら「解答に必要な要素が3つあるのに、制限字数が60字ということは、圧縮しないと」などと考えておきましょう。どんな設問パターンが多いかも、大学によって特徴があります。本文の素材メインで答案を作成できるか、本文の素材に加えて自分の言葉でも補ったり抽象化したりする必要があるかなどがわかると、答案作成術を実戦的に訓練できます。
合格をつかむ学習プランニング
- 過去問を解いた結果から得点戦略を考える
- 出題の傾向や特徴は3年分で研究する