模試の結果① 志望校判定
意味 共テ・2次それぞれの合格への距離を確認する
河合塾の模試における合格可能性の判定は、A=80%以上、B=65%、C=50%(ボーダーライン)、D=35%、E=20%以下の5段階で示しています。図8は全統記述模試の志望校判定の例です。国公立大学を志望している場合は、共通テスト模試との総合判定が表示されます。例では、第1志望の東京大学は「共テE判定、2次D判定、総合D判定」となります。また、2次のボーダーランク偏差値67.5まであと0.1であったことも確認できます。第3志望の早稲田大学のように私立大学の共テ併用方式のケースも総合判定が表示されます。
活用 判定に一喜一憂せず、合格圏への指標に活用
合格可能性の判定は、模試受験時の志望校との距離を示したもので、本番の合否を示すものではありません。A判定でも15%程度の受験生は不合格になりますし、E判定でも15%程度は合格しています。判定結果を見て安心してはいけませんし、逆に志望校をあきらめたりする必要はありません。その時点での志望校との距離を埋めるためにどこを強化すればよいかを確認し、どのように合格圏に近づけるかという指標として活用するのが、賢い模試の利用方法です。そのためには、成績表よりも答案や学習の手引きを大いに活用しましょう。