【私立大】過去問対策はどうする?
過去問対策は10月から
過去問を解くタイミングは早ければ早いほどいいですが、本格的な過去問対策は10月以降で構いません。その場合、できれば夏休みのうちに1年分解いてみましょう。これは、出題傾向や時間配分の確認が目的です。9月までは問題演習中心に学習し、実力を磨いてください。
過去問対策は、全教科一斉に進める必要はありません。自分の学習の進度に応じて、基礎固めや問題演習が十分な教科から先行して始めても問題ありません。過去問を解く際は、かかった時間を必ず計って記録しましょう。オーバーした時間をどのように圧縮するか、どうすれば時間内に解き切れるか対策を練ります。
併願校の過去問も活用しよう
もし第1志望校の過去問にまったく歯が立たない場合、先述の「ダイヤモンド受験」でいう安全校の過去問から始めてみることをオススメします。実力がないうちに第1志望校の過去問を5年分解き、打ちのめされるだけでは意味がないので、少しずつレベルアップしていきましょう。その際、併願校の過去問は3年分を目安として解けるといいです。
私立大過去問対策のポイント!
Point 1第1志望校の過去問演習は5年分が目安
第1志望校の過去問は5年分を目安に解き、時間配分や出題の傾向を把握しましょう。自分の課題が見えてくるので、本番に向けて課題を潰していきます。それ以上解く際は、出題傾向の変化に注意が必要です。
Point 2志望学部以外の過去問も活用できる
第1志望校の過去問を5年分解き終わったら、その大学の志望学部以外の過去問も解いてみましょう。ある大学の地歴では、他学部で過去に出たのとほぼ同じ問題が出題されたケースもありますし、練習になります。
Point 3解答にかかった時間を記録して戦略を練る
過去問を解く際は、かかった時間を計って記録しましょう。本番と同じ時間内に解答し切れなかった場合は、どうすれば時間を圧縮できるかを考えます。解答の手順や知識・問題演習の不足など原因を探りましょう。
この記事は「螢雪時代(2024年9月号)」より転載いたしました。
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