共通テスト
ミス①
地歴・公民、理科の登録を間違える
地歴・公民、理科については、出願の際に1科目受験なのか2科目受験なのか登録する必要があり、それによって当日の受験室と入室時間が振り分けられます。ですから、例えば「地歴・公民」をとりあえず2科目受験で登録しておき、当日に1科目だけ受けようとしてその開始時間に合わせて行っても、入室は認められません。つまり、地歴・公民の受験資格を失うことになります。「大は小を兼ねる」という認識はまったく当てはまらないので注意してください。
防止策
- 想定する志望大学・学部すべての指定科目数を登録する
- 保護者などから聞いた古い情報を鵜呑みにせず、最新の公式情報を確認
ミス②
現役生が高校経由ではなく直接出願
共通テストの志願票等は、高校がまとめて取り寄せる「受験案内」の中に封入されています。高校在籍生については、高校が出願者全員分を取りまとめて出願する決まりになっているので、個人で勝手に出願しないでください。受理されません。「受験案内」には出願用の黄色い封筒が添付されていますが、これは高校に在籍していない人(既卒生等)が使用するものであり、高校在籍生は使用しません。高校の指示に従い、校内提出締切を守って提出してください。
防止策
- 志願票の取り扱いを保護者任せにせず、自分で確認する
- 自分で勝手に判断せず、高校の指示通りに手続きをする
ミス③
検定料の支払い金額を間違える
「受験案内」には、科目数および成績通知を希望する・しないによって金額の異なる「払込書」が4種類封入されています。該当する払込書を確認して選び、指定金融機関で支払ってください。支払い後に渡される「検定料受付証明書(E票)」は志願票に貼り付ける必要があるので、忘れず直ちに貼り付けてください。
防止策
- 「受験案内」P.28に記載の区分表で、該当する金額をチェックする
- 保護者に手続きを頼む際は、E票の確実な保管をお願いする
ミス④
払込書での支払い手続きのミス
金融機関窓口の係員が、左記のE票に受領印(日附印)を押し忘れるケースがありました。押印のないものは無効なので、支払い後にその場で押印の有無を確認しましょう。また、支払い前に「払込書」からE票を切り離して志願票に貼ってしまう人がいます。その状態で窓口に持ち込んでも手続きはできません。
防止策
- 手続き前の「払込書」は絶対に切り離さずに必要事項を記入する
- 受領印の有無を担任の先生や保護者とダブルチェックする