超効率対策法3
「演習1日+弱点強化6日」のサイクルで力をつける
スキマ時間もリスニング対策に活用
対策効率を上げるために、試験日までの学習時間のバランスを最適化しよう。本番1週間前までは、自分の弱点の克服を最優先すべき時期。「演習1日+弱点強化6日」のサイクルで定期的に実力を診断しつつ、学習を進めよう。1日に問題の演習と復習をともにやるのが難しい場合は、復習を翌日に回してもいい。
週6日の弱点強化期間には、演習で見いだした弱点の補強に取り組むが、聞き取りや内容理解のトレーニングで音声を聞くときは、スキマ時間を活用しよう。電車などの移動時間は典型的だが、入浴(機器を防水のポリ袋に入れて行う)や歯磨きの時間、消灯から入眠までの時間も使える。また、特定の出題形式を苦手としている場合は、追加の問題集を用意するなどして、その形式の問題「だけ」に集中的に取り組むことも対策として有効だ。
そして、試験直前の最後の1週間は、本番のパフォーマンスを最大化できるように調整する時期。ここで初見の問題に取り組むのは、避けるほうが無難だ。新たに見つかった課題に振り回されて対策の優先順位を見失ってしまったり、たまたま出た悪い点数に気持ちが折れてしまったりするリスクがあるからだ。最後にペースを乱すことのないよう、この1週間はこれまでに取り組んだ問題を見直して正解へのプロセスを再確認したり、選択肢に迷った場合の対処法を決めるなどして、共通テスト本番に備えよう。