もっと ネガティブ軽減テクニック
体に直接訴えかけることも、ネガティブの軽減に役立つ!
試験中でも使えたり、普段から取り入れたいネガティブを軽減するテクニックを紹介します!
1 体を温める
不安や緊張で体が強張っていると、肩がこります。すると、血の巡りが悪くなり、さらに体が強張る……という悪循環に。そういうときは、体を温めてあげましょう。特に寝る前に体が強張っていると、睡眠の質が落ちて翌日に疲れが残りますから、夜の入浴時にはしっかりと体を温めるようにしましょう。
2 筋弛緩法
皆さんは、筋肉に力を入れ続けられますか?できませんよね。心療内科のカウンセリングに来る患者さんの多くは、体が強張っています。要するに、中途半端に力を入れ続けている状態なんです。ネガティブなとき、人間は体が強張ります。これを解消するのが、筋弛緩法です。
特に首・肩周りが強張りやすいので、下のイラストのようにストレッチをやってみましょう。1か所に思い切り力を入れて5秒キープ→思いきり脱力、とするのがポイント。試験中にも取り入れやすいですし、緊張もほぐれますよ。
また、呼吸法もオススメ。1秒吸って2秒吐くといった具合に、呼気にかける時間を増やして深呼吸すると、体の強張りが落ち着きます。
3 気晴らし
注意の方向を変える目的での気晴らしです。受験生は精神的な意味で自分の中、さらに物理的に部屋の中に閉じこもりがち。体を動かす・外に出るなど、不安に向いている注意をダイレクトに逸らす行動をしましょう。運動する、食べる、人と話すなどです。成果物など、報酬を得られるような行動も効果があります。
4 断行訓練
元受験生の親としてはあまりオススメできませんが、“逆ギレ”法です。不安や恐怖に直面したときに反抗、自己主張できると、不安や恐怖が低減する“恐怖拮抗反応”を利用します。ただ、対他者だと人間関係が悪化する可能性が高く、怒りに対してやると逆効果なことも。一人きりのときに大声で叫ぶのがオススメです。
この記事は「螢雪時代(2024年12月号)」より転載いたしました。
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