忙しい受験生&保護者必見!
低GI食テクニック
低GI食の効果を理解しても、取り入れるのは難しいと感じる人もいるかもしれない。そこで、忙しい受験生と保護者のために、無理なく低GI食を取り入れるテクニックを西先生に教えていただいた。
Q1 受験生 保護者
コンビニで買える低GI食品はある?
コンビニで昼食や夕食を購入する場合、おすすめしたいのは野菜スティックです。何かガッツリしたものを食べる場合でも、野菜スティックを先に食べることで血糖値の上昇を抑えられます。また、ゆで卵もコンビニで買える低GI食品です。食後に勉強する必要がある場合、低GIの食品かどうかを意識して選ぶことで、その後の勉強の効果が変わってきます。
Q2 受験生 保護者
外食のおすすめ低GIメニューは?
外食でおすすめしたいのは、回転寿司です。お寿司の酢飯が血糖値の上昇を抑えるうえ、魚介類には学習能力に影響するDHAが豊富に含まれています。中トロを2貫食べると、1日に必要なDHAはそれだけで摂取できてしまいます。回転寿司なら価格もそこまで高くはないので、ご家族での外食にもぴったりです。野菜を摂れると、なおいいでしょう。
Q3 受験生
間食はNG?何を食べればいい?
間食は悪いことではありません。それどころか、適切に食べれば脳のパフォーマンス向上が期待できます。間食には、食物繊維が豊富に含まれるものを食べるのがおすすめ。具体的には、あんこに食物繊維が含まれる羊羹やお饅頭などがいいでしょう。果物でいえば、バナナも間食にぴったりです。また、高カカオのチョコレートにも食物繊維がたくさん含まれています。
Q4 受験生
入試本番直前はどんな食事がいい?
結論からお伝えすると、本番直前だからという理由で食事を変える必要はありません。この記事で説明してきたような低GIの食事を実践できていれば、それを普段通りに続けるだけで十分です。試験当日の間食としては、高カカオチョコレートや羊羹など、普段通りの低GI食品がおすすめです。高カカオチョコレートにはメンタルを安定させる効果も期待できます。
Q5 保護者
低GI食継続で保護者が意識したいことは?
低GIの食事を毎回用意するのは大変なので、普段の食事に低GI食品を組み合わせることをおすすめします。チーズや納豆を加えるだけでもOKです。また、一番大切なのは家族で食事を楽しむことです。そうすることが、子どものメンタルの安定や学習能力の向上につながるとわかっています。食事を楽しんだうえで、無理なく低GI食を工夫していきましょう。
この記事は「螢雪時代(2024年12月号)」より転載いたしました。
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