数学
河合塾 藤田 貴志 先生
数学的読解力と計算力を向上させる独自の指導法を展開。認識に関する評価基準を取り入れた自己評価の仕組みを構築。高等学校の定期テストや実力テストにも双方向型学習が実現できる新しい採点支援システムを開発中。
目標を具体化し、得点直結の対策に徹する
最後に伸びる“総仕上げ”はこうする!
Point1
得点可能な問題に注力し、無駄な時間を省く
Point2
解けた問題を振り返り、効率を追究し完全習得を図る
Point3
答案に簡潔にまとめるスキルを徹底強化する
限られた時間を最大限活用するため、試験本番の得点に直結する対策に徹したい。大学ごとの出題・解答形式を把握し、直近の受験校の過去問演習を軸に、頻出テーマを優先して得点可能な問題に狙いを定めよう。難問には固執せず、ミスや見落としを防ぎ、確実に得点を積み上げることが重要だ。また、自力で解けた問題も振り返りを徹底し、解法プロセスや計算ミスをチェックして改善案を記録しておきたい。作業のもたつきは反復練習で解消し、適切な手順を完全習得しよう。そして、仕上げは答案作成力の強化だ。ラスト2週間は過去問や問題集を活用し、得点すべき問題の要点を把握して結論とその過程を簡潔に記述する練習に注力しよう。
志望タイプ別アドバイス
国公立大志望
狙いを定めた過去問演習で記述力&得点力を磨く
私立大対策も適宜進めながら、過去問演習を通して記述答案の作成に慣れよう。難問には時間を割かず、確実に得点できる問題に集中することが重要だ。新しい知識よりも、これまでに学んだ内容を使いこなし、確実に得点につなげることを意識して対策を進めよう。
難関私立大志望
効率的な解答戦略を確立し、得点の最大化を図る
大学ごとの出題傾向の違いや時間制限の厳しさを考慮すると、限られた時間内で確実に得点する力が合否を分ける。そのためには「切り捨てる勇気」が必要だ。過去問を活用して、時間配分や解答順序、見切りの感覚を意識しながら演習を重ね、得点の最大化を図ろう。