まるごと不安解消!
受験全般
螢雪アドバイザー 堀 浩司 先生
龍谷大学高大連携推進室フェロー。滋賀県の公立高校(守山高校、草津東高校など)で進路指導部長、SGH推進室長等を務め、数多くの生徒を志望校合格に導いてきた。担当教科は国語。2009年度文部科学大臣優秀教員として表彰を受けた。
CASE1
共テ失敗でショック!志望校の個別試験もダメかも…
共通テストで失敗したショックが尾を引き、私立大・国公立大の個別試験にも自信を持てない…という人!球技スポーツの名選手でもエラーはします。しかし、人一倍練習を積んで技を磨いてきた選手なら、連続ミスの可能性は低いもの。あなたが正当な努力をしてきたのなら、次は挽回する番です!ファインプレーは、自信を持ってプレーしたときに出るものですよ。
「連続ミスをしない自信」を裏打ちする努力を思い出す
CASE2
不安と緊張の無限ループから抜け出せない…
「苦手な問題が出たら…」「ミスするかも」など、不安と緊張の無限ループに陥っている人!不安は、人間が危険を察知して生き延びるための本能的な脳の働きだそうです。スポーツの世界では、ほどよい緊張のときに自己最高記録が出やすいことも証明されています。今の不安や緊張は、自分が最大のパフォーマンスを発揮する準備ができている証拠だととらえましょう。
「自己最高」を叩き出す準備ができている証拠!
CASE3
D・E判定しか出ていない、偏差値も足りない…
航空力学的には飛ぶことができない大きさの羽しか持たない熊ン蜂が飛べる理由には諸説ありますが、私は「飛べると信じているから」だと思っています。熊ン蜂は羽の大きさや動かす回数など気にせず、自分は飛べる!と信じて羽を動かします。本番で頼りにすべきは、判定のアルファベットや偏差値という数字ではなく、合格する!と自分を信じる「気持ち」ですよ。
理屈ではなく気持ち!自分を信じて本番に臨む
堀先生からメッセージ
感謝の気持ちが不安を和らげてくれる
世界には、紛争や差別や貧困のため、勉強する環境さえ保障されていない若者がいます。あなたはどうですか?多くの人は、受験に専念でき、周りには応援してくれる人がいるのではないでしょうか?不安が高まり気持ちが煮詰まって、自分のことしか見えなくなってしまっている人!「不安」を、恵まれた環境への「感謝」の気持ちに代えてみませんか?