まるごと不安解消!
英語
駿台予備学校 水野 卓 先生
みずの・たかし。「ネイティヴでない」からこそ必要となる英語理解の理論的側面を「見せて納得させる」ことを、独自のメソッドで実践。大学受験の参考書など多数の著書がある。『螢雪時代』にて「螢雪合格塾」を連載中。
CASE1
英作文が書けなくて不安すぎる…
秋の味覚と言えば、松茸に秋刀魚。どんなものにも一番美味しく味わえる「旬」があります。この時期まさに旬なのが英作文対策です。現時点で英作文が完璧な受験生はいません。「まだ全然…」なら対策問題集を潰しましょう。「ある程度は…」なら過去問を繰り返しましょう。今が不十分だからこそ、旬の対策が得点を大きく伸ばすのです。旬の味覚、存分に召し上がれ!
自分の進み具合に合わせて、「今こそ」の対策に集中!
CASE2
時間配分がうまくいかない…
時間配分の失敗は、美味しく食べるために3分待つはずが5分経ってしまったカップラーメンと同じ。「すべてが台無し」です。過去問をもとに大問ごとの「標準タイム」を定めましょう。そのタイムにピッタリ合わせて解き直すシミュレーションを繰り返せば、「一番美味しい時間」を頭と体が覚えてくれます。「この速さで進めればいいんだ」の安心感を手に入れてください。
「標準タイム」を設定して、シミュレーションを繰り返す
CASE3
「傾向が変わったらどうしよう?」と心配が止まらない…
結論:もしガラッと変わっていたら「ラッキー!」。ここ数年、出題傾向を大きく変化させる大学・学部が目立ちますが、ほとんどが「答えやすい」方向に変化しているからです。期待していた料理が期待以上に美味しかったら「ラッキー!」でしょ?過去問以上に美味しく味わいましょう。皆さんがこれまで養ってきた力で消化できない試験など絶対にありません。
傾向の変化はむしろ好機!不安・心配は一切無用
水野先生からメッセージ
試験時間中のルーティンを決めておこう!
当日、肩の力を抜いて落ち着いて問題に向かうために、試験中「いつ時計を見るか?」を決めておきましょう。むやみやたらと見るのは、焦りを高めるだけ。時計は「この問題の終了予定時刻は○時○分。さて、どれぐらいズレている?」を確認するために使うもの。時計を見るタイミングと予定時間を決めておくことが、最後にできる大きな試験対策です。