S.Hさん(東京都・私立高校 2023年卒)
国語
過去問20年分の文章の傾向に合わせ取捨選択しつつ対策。解答に必要な要素を過不足なく見つけることと、制限時間内に全問とも満足のいく答案にまとめることが課題だったので、高精度の答案を丁寧に作り上げる演習と、時間配分重視の演習を交互に行いました。
地理
特に日本地誌が苦手で、中学受験で地理の勉強をしなかったぶん周りの受験生より遅れをとっていると感じたため、日本地誌以外の問題演習とその復習、ついでに同範囲を教科書や参考書で確認しつつ、日本地誌の知識のインプットと問題演習を多めに行いました。
数学
確率や、漸化式を自分で作り出すパターンの頻出問題を中心に、ひたすら演習。わからない問題があっても、「今この問題に出会えて、本番前に新しい解法を勉強できた」と前向きに考えました。また、とにかく復習を重要視し、最後まで既知の難問の復習を続けました。
ギアチェンジ!
共通テスト終了直後は、2次試験に向けて翌日からよいスタートを切るためにも、今日だけは2日間にわたった共通テストの疲れをとることに専念しようと考えました。そこで、友達とご飯を食べに行って、夕食は家族と食べて早めに寝ました。
国語
現代文は3日に1回の頻度で過去問を演習。複数の模範解答と比較したり、塾の添削指導も活用しながら、完璧な答案を目指しました。古文・漢文は短時間でも演習しやすいので、毎日どちらかに取り組みました。使った教材は過去問や模試の問題、塾の講習の教材など。
地理
青本『東大入試詳解25年 地理』(駿台文庫)と赤本『東大の地理25カ年』(教学社)を使用。両者は解答例が少し異なるため、それぞれの長所を答案に落とし込めるよう練習しました。知識不足を感じた分野は、自分が1年以上かけてまとめてきた地図帳などで補強しました。
数学
数学は毎日最低でも4題は取り組みました。青本『東大入試詳解25年 数学〈文科〉』(駿台文庫)は時間内に解き切る練習、塾の問題は既習内容の理解度確認、直前模試の問題は自分の到達度や補強すべき部分の確認のために、それぞれフルに活用しました。
スパート!
2次試験までは講習や模試を多く受けて、勉強せざるを得ない環境を作ることで中だるみを防止しました。ただし、講習や模試がない日は自宅で勉強。多くの教材を参照しながら勉強したいので、重い荷物を持って移動するより効率がいいと考えました。
国語
模試の復習と過去問を1題、問題集を少し解きました。あまり緊張はなく、夜は家族と食事をとって早めに就寝。本番に持参するために3冊のノート(古典の苦手な句形・単語まとめ、現代文の答案作成のポイントまとめ、東大の頻出漢字まとめ)を用意しました。
地理
地理は試験2日目だったため、前日は勉強時間がとれず、地図帳と塾のテキスト、日本地誌のまとめノートを確認したのみでした。さらに、初日の出来が案外良かったことで浮ついてしまい、よく眠れず…。睡眠不足の状態で試験に臨むことになったのが反省点です。
数学
新しい問題に着手するよりも復習が中心で、記述問題でどう書けば部分点がもらえるか、短時間でどうすれば要点を漏れなく押さえられるかを意識しました。本番持参用に公式集を用意して、「使える道具がこんなにあるから大丈夫」と気持ちを落ちつかせました。
最終コーナー!
夕食は家族と共に消化に良いものを食べ、少し勉強してから早めに就寝。自分は本番当日もいろいろ確認したかったので、多少重くても必要そうな教材はすべてリュックに詰めました。実際に使わずとも、持っているだけで安心感と自信になりました。
国語
本番は出題傾向に大きな変更もなく、オーソドックスな問題が多いと感じました。ただ、得意な漢文はできたものの、全体の時間配分を失敗し、大問4は急いで解いたためにほぼ得点できず…。それでも、自分は元々国語が苦手だったからと割り切りました。
地理
過去問と類似の図・グラフ問題などが出ましたが、睡眠不足だったため、世界史に続いて地理を解き始めた時点で集中力が低下していました。しかし、逆境だった割には1年間の努力の甲斐があって最低限とるべき問題は解けるようになっていると実感できました。
数学
数学は前年が難しかった反動なのか、易化していると試験開始すぐに感じました。自分は東大の基本レベルの問題を取りこぼさないための勉強をしっかりやってきたという自信があったので、個人的にはとても相性の良い難易度で、過去最高の出来でした。
ゴールの瞬間!
発表の15分ほど前に高校から帰宅し、在宅勤務中だった父とパソコンの前で待機。自分の番号を見つけ、父と全力で喜び合いました。その後すぐ母と祖母に電話で報告。大学生活が現実となり、新しい友達やサークル活動がとても楽しみになりました。
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