S.Tさん(埼玉県・公立高校 2023年卒)
数学
志望校別の対策に注力しました。苦手意識の強い複素数平面は塾のテキストをひたすら解き直し、逆に得意な単元は時々解く程度に留めました。いずれも新しい参考書には手を出さず、手持ちの問題集を何度も解いて復習。得点率は80%以上を目指しました。
化学
理科大の過去問を初めて解いてみたところ、マーク式がとても多くて苦手な形式だと発覚。そこで、さらに過去問を解いては出題傾向を研究し、間違えた単元を復習していきました。また、無機化学の暗記などは毎日行き帰りの電車内で教科書を読み直しました。
英語
英語は得意で、この時点の得点率は約70%。数学や化学に時間を割きたかったので、英語は毎日通学中に音声を聞いたり呟いたりすることで勉強を継続しながら、2日に1回程度のペースで長文読解の問題を解いたり、スキマ時間に文法問題を解くなどしました。
ギアチェンジ!
共通テストが終わり気持ちも体力も消耗していましたが、ここが踏ん張りどころ!と思って、友達と一緒に勉強してモチベーションを高めたり、すぐに本命校の過去問を解き始めることで、2次試験に向けて気持ちを切り替えました。
数学
理科大の数学は過去問で何度か満点近くをとれていたので、本命校対策を優先しました。『東工大の数学20カ年』(教学社)を解き、本番の時間配分を模索。苦手な単元は塾のテキストで復習し、間違えた問題は参考書で類似問題を探して次は解けるように対策しました。
化学
東工大も理科大も頻出分野は似ているので、『東工大の化学20カ年』(教学社)の演習と、通学電車での無機化学の知識固めを続行。また、平衡や溶解度積など理論化学の苦手分野は、塾のテキストを繰り返し解き、自分のやりやすい解き方を極めるように心がけました。
英語
英語は東工大と理科大とで傾向がまったく異なるので、東工大の長文読解問題は『東工大の英語20カ年』(教学社)を2日に1回解いて対策し、理科大の文法問題は行き帰りの電車内やスキマ時間を使って対策して、確実に得点できる部分を増やしました。
スパート!
本命校の過去問演習は年度によって合格点に届かない時もありましたが、落胆せず間違えたところを丁寧に分析するように心がけました。毎日塾で勉強していて、疲れた時はコンビニで甘い物を買ったり、ベンチでぼんやりしてリフレッシュしました。
数学
理科大の試験前日も本命校の過去問演習を続けていて、何度も目標得点を超えていたので、自信がみなぎっていました。理科大については、夜に過去問をパラパラめくって出題傾向を確認。たとえ難問に遭遇しても焦らず、わかる問題を先に解こうと心づもりしました。
化学
今までに間違えた無機化学の暗記事項や、理論化学の苦手な計算、有機化学はクメン法など工程が複雑な化学反応を中心に復習しました。また、過去問を1年分解き、間違えた部分を参考書で確認。本番は、教科書と塾のテキストの2冊を持って行くことにしました。
英語
過去問を1年分解いて傾向を確認しつつ、自作の間違えやすい熟語まとめなどを復習しました。全体の得点率を上げるために数学と化学の対策に時間を割き、逆に英語の対策は軽めにして、当日も行きの電車内で単語帳を軽く読む程度に留めました。
最終コーナー!
前日は、不安な箇所の確認と持ち物の準備をして、早めに就寝。当日は、足元の冷え防止に靴下を2枚重ねて履いて、カイロも持って行きました。昼食は眠くならないようにおにぎり1個に留めて、休憩時間にラムネとチョコレートで糖分補給しました。
数学
本番は、出題形式も難易度も例年通りだと感じました。最初に「ん?」と思う問題はすぐに飛ばして次に移り、飛ばした問題は後で戻ることで効率よく解き進められ、結局時間は30分近く余って見直しもゆっくりできました。結果的に得点率は90%を超えました。
化学
本番は、例年より分量が膨大で問題用紙を何度もめくるのが大変だったし、難易度も高くて焦りました。直前に確認した無機化学分野からの出題はすぐ解けましたが、全体としては易しい問題から先に解いていき効率化を図っても結局全部解き切れませんでした。
英語
英語の試験は他科目より時間が短いので、読解スピードを意識して臨みました。本番は、傾向は例年と変わらないものの難易度が高いように感じ、手応えはイマイチ…。試験後は、「きっと受かっているはず」と自分に言い聞かせて、次の科目に気持ちを切り替えました。
ゴールの瞬間!
ウェブ発表を自習室の個別ブースで確認。現役時は全落ちだったため、合格したことが嬉しすぎて1人で声を抑えて泣きました。とりあえず大学進学が決まって、大学入学後を楽しみに思いながらも、あとは本命校に向けて全力で頑張ろうと思いました。
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