短大概要

ロボットやIoTなど産業界は新たな時代を迎えています。時代の変化に対応するため、機械工学の基礎を身につけ、新たな価値を生み出し、時代を切り開く機械エンジニアを育成します。

機械工学のベースとなる、材料の強さや耐久性について学ぶ「材料力学」、水や空気の流れについて学ぶ「流体力学」、熱やエネルギーについて学ぶ「熱力学」の３力学を柱に学びます。さらに、ロボットや自動車の動きの基礎となる「機構学」、機械や装置の部品の寸法を決める「機械設計」、機械の動きをコントロールする「自動制御」など、ものづくりに必要なさまざまな内容を幅広く習得していきます。

また、最新のIT(情報技術)をツールとして最大限活用します。３次元CAD(コンピュータ支援設計)やCAE(コンピュータ支援工学)について扱い、機械工学のベースである３力学に応用する技術を養います。

電気エネルギーに関する技術と情報社会を支えるディジタル技術、これら２つの柱をカリキュラムの中心とし、ハイレベルな電気エネルギー技術者およびディジタル技術者の育成、さらには４年制大学への編入学を目指します。

入学直後の１年次に、高校までの学習とスムーズに移行できるように、専門の基礎となる数学、物理学、電気の基礎を中心に学びます。電磁気学は重要な基礎概念であり、微分積分学は重要な科目の１つです。

１年前期・後期はこれらを連携させながら学びます。演習では、互いに学び合い、教え合いができるグループ学習を実施しています。２年次には、電気エネルギー技術、ディジタル技術の科目から興味のある科目、将来のために必要な科目などを選択して学びます。少人数による実験・実習を豊富に取り入れた授業で体験的に学び、理論の理解と技術の習得を図ります。

情報通信技術(ICT)の基礎を学び、自ら考え問題を解決する力をつけることで、ICT業界で活躍できるソフトウェアエンジニアになるための力を育みます。

今の時代に対応できるICT技術者を育成するために、情報技術全般に関する基礎的な知識を学ぶ「コア科目群」を設けています。その上で、自ら考え問題解決できるソフトウェアエンジニアを目指す人のために「ITエンジニア科目群」を、また、情報処理技術を「ものづくり」に適応させ、コンピュータの高度な活用技術の習得を目指す人のために「ITスキル科目群」を用意しています。

１年次では、情報処理工学の基礎を学びます。ICT業界で活躍できる力を確実に身につけるため、さまざまな講義や実験を中心にカリキュラムを編成しています。

２年次では、ICT業界での多岐にわたる仕事に対応するために、情報セキュリティやコンピュータグラフィックスなどの科目から演習を中心とした知識の習得を行います。演習を豊富に行うことで、応用力を身につけ、社会で生き抜く力を養うことができます。

CGエンジニア検定、画像処理エンジニア検定、マルチメディア検定、CGクリエイター検定、ウェブデザイン検定などの資格取得を目指すこともできます。