『螢雪時代』編集部では、全国の私立大から27年入試の概要(科目、配点、募集人員、日程など)を掲載した「入試ガイド」を集めた。ここでは、8月中旬時点で判明した大学・学部等の新増設・改組と、主に全国各地区で志願者数の比較的多い大学の入試ガイドをもとに、志望動向に影響しそうな変更点のポイントを、一般選抜と共通テスト(以下、共テ)利用方式を中心に紹介する。
なお、詳細は各大学の入試ガイドや募集要項で必ず確認してほしい。
小規模大学の募集停止、女子大の男女共学化の流れが加速している。
【募集停止】愛知工科大・愛知文教大・京都華頂大・甲子園大が募集停止予定。また、川村学園女子大が27年の募集を中止する。
【男女共学化】武庫川女子大が男女共学化し「武庫川大学」に名称変更予定。また、仙台白百合女子大も共学化し「仙台白百合大学」に、広島女学院大も共学化し「YIC学院大学」に名称変更する予定だ。
【学部の増設・改組】国公立大と同様、情報系の学部・学科等の新設や改組が目立つ。また、理・工・農の学部・学科等の新設、一方で文系や医療系の学部・学科等の統合・縮小も続いている。
私立大薬学部の縮小が止まらない。城西国際大‐薬が募集停止するほか、27年度に定員減を申請した薬学部(6年制)は次の通り。昭和医科大‐薬200人→140人、新潟薬科大‐薬130人→90人、鈴鹿医療科学大‐薬(薬)100人→90人、広島国際大‐薬120人→70人、長崎国際大‐薬120人→100人、九州医療科学大‐薬(薬)100人→60人。
京都産業大が理・情報理工・生命科学の共テ利用前期で6科目型を新規実施、関西大が政策創造を除く全学部の共テ利用前期で8科目型を新規実施、甲南大‐理工も共テ利用前期で8科目型を新規実施するなど、主に中堅上位校以上の共テ利用方式で、多科目型の導入や既存入試の多科目化が目立つ。
独自入試や共テの英語の代わりに(または併用し)、英語外部検定を利用する方式が、引き続き盛んに導入・拡充されている。主な新規利用例としては、成城大‐経済・社会イノベーション・文芸の一般S方式、日本大の一般N全学統一方式などが挙げられる。
愛知医科大‐医の一般、関西医科大‐医の一般前期、兵庫医科大‐医の一般A・Bで1次試験を「1月下旬→2月上旬」に繰り下げ、医学部入試も2月上旬が過密日程化する。
【受験料割引】文教大で併願定額制度を拡充するなど、ここ数年と同様、受験料の「併願割」や「定額制」の導入・拡大が続く。
【学費】青山学院大や駒澤大など、入学金を減額し、授業料を増額する傾向が目立つ。
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