入試科目・配点
意味 国公立大学と私立大学、さらに大学ごとに多様
国公立大学の入試科目は「共テ6(7)教科8科目+2次2~3教科」が主流です。私立大学の独自入試の基本は2~3教科ですが、入試方式を複数用意しているケースが多く、その中には1教科や2教科の入試も珍しくありません。私立大学の共テ利用入試はさらに教科・科目数のバラエティーが多くなります。科目ごとの配点は大学・学部・学科によって異なり、例えば、図6の東京大学では、共テ総点を110点に圧縮することで2次のウエートを高くしています。また、図7の東北大学では、共テの地歴・公民に重みを持たせています。
活用 受験科目や配点、得意・不得意を考慮し戦略を
国公立大学は複数の入試方式を持つケースが少ないので、大学が設定した教科・科目に合わせて対策をすることが必要です。その場合、科目間の配点ウエートや、共テと2次の配点バランスなども考慮して準備を進めましょう。私立大学は複数の入試方式を持つケースが多いので、得意・不得意科目を考慮して対策を立てることができます。ただし、メインとなる入試方式は2~3教科です。また、教科・科目数が少ない入試方式は募集人員の少なさから高倍率になる場合もあるため、早くから教科・科目を絞り込むことは避けるべきです。