模試の結果② 科目別・設問別成績
意味 偏差値よりも得点を見る。失点の原因を再確認
図9・10 は、それぞれ全統記述模試の科目別成績と設問別成績の例です。科目別成績は大きく得点と偏差値、順位で構成されています。得点は失点した部分の振り返りに、偏差値は科目間のバランスを見るために使いましょう。順位はあまり気にする必要はありませんが、全国順位と校内順位に乖離がある場合は注意してください。設問別成績は自分の得点と全国平均点、校内平均点で構成されています。分野別に得点状況が確認できますので、今後の学習計画に役立てましょう。また、一段階上の判定に届くにはあと何点必要かも読み取ることができます。
活用 設問別成績を使い、不得意分野を着実に克服
科目別成績では得点できなかった部分の振り返りをしましょう。全くできなかったのか、ケアレスミスだったのか、惜しい間違いだったのかなど、失点の要因を見つけ、学習対策の参考にしてください。偏差値は科目間のバランスの確認に使いましょう。図9の生徒は、英語・数学が得点源である反面、国語・地理の対策が遅れ気味であることが自明です。さらに、設問別成績を見ればどの分野の問題に力を入れるべきかが見えてきます。校内成績が悪いケースは、同じ授業を受けている友だちと差がついているということですので、学習法を一考しましょう。
この記事は「螢雪時代(2024年9月号)」より転載いたしました。
「螢雪時代」最新号は好評発売中!詳細はこちらをご覧ください。