個別試験対策1 学習計画
忙しい秋だからこそ確実で柔軟なプランに
定期考査は復習の機会に
秋は多くの受験生が本格的な個別試験対策に取り組みますが、意外と忙しい時期であることを忘れないでください。定期考査があるためそこに向けた勉強も必要ですし、週末には模試を受ける機会が増えてきます。
定期考査については、基本的にこれまで通り、授業の予習復習をしっかりやったうえで受けましょう。できなかったところがあれば放置せず、授業の内容に立ち返って復習する機会にすることが大切です。
模試は予備校による質の高い問題を受験する貴重な機会です。せっかくなので、模試や定期考査などの試験をペースメーカーとして活用した学習計画を立てることをおすすめします。具体的な学習計画の立て方については、次ページで説明します。
量をこなせば安心するが・・・
学習計画に関して、注意点が1つ。指導していると、「ちょっと欲張り過ぎでは…?」という計画を立てる生徒がいます。もちろん、意欲があることや、実際に計画通りに頑張ることは、悪いことではありません。量をこなした自信は安心材料にもなります。ただし、問題をたくさんこなせばいいわけでもありません。
前述の通り、秋は「量より質」の学習が大事な時期です。理想は1問1問しっかり理解しながら量をこなすことですが、それは決して簡単なことではありません。自分の学力を伸ばしてくれる難易度の高い問題に取り組み、しっかり理解しながら演習や復習をしようとすると、どうしても時間はかかります。「しっかり理解しながら演習すれば、そこまで量をこなさなくても大丈夫」とお伝えしておきます。