STEP3 英語の壁を超える①
早慶
文系理系を問わず英語が苦手だと合格は厳しい
重要性を改めて意識しよう
早慶の合格を左右する科目として、立崎先生が挙げたのが英語だ。「英語ができないと、早慶に合格するのは難しいでしょう。文系だと国語では差がつかず、地歴も多くの受験生が得点できます」と解説する。
理系はさらに大変だといい、「早慶は理科2科目の受験が必要になるうえ、知識問題はみんな得点するので差がつきません。数学は、出題の難易度によっては得意な人でも崩れます。やはり英語で差がつくので、文系理系を問わず英語が苦手のままだと、早慶は難しいでしょう」と英語の重要性について注意喚起する。
MARCH
英語が合格の壁になるケースが多い
苦手な人は底上げ必須
MARCH合格に向けた壁になりがちな科目として岡本先生が述べたのも、やはり英語だ。「生徒たちを見ていても、英語科の教員と話していても、大きな差がつくのは英語という印象がある。受験生になる前からコツコツ積み重ねてきた学習の結果で差が出る」と指摘する。
中央大の法学部など一部の難易度の高い大学・学部を除いて、基本的には前述の通り教科書レベルの知識や読解力、論理力、加えてある程度の語彙力があれば対応できるという。「英語が苦手な人は、しっかり底上げできなければ、MARCHに合格は難しいでしょう」と念を押す。