STEP4 英語の壁を超える②
早慶
長く難しい英文を正確に速読できる力が不可欠
学習の蓄積がないと厳しい
早慶の英語について、立崎先生は「入試問題の英文は長くて難しいため、正確な速読ができないといけません。英単語や熟語の知識量を十分に備えたうえで、正確さとスピード感を持って読むトレーニングが必要です。さらに、抽象的・学術的な話題からの出題も多く、初見の話題でも内容がイメージできる見識の広さのようなものも求められるでしょう」と説明する。
また、早慶の受験生の背景にも言及。「海外在住経験のある受験生は、やはり有利です。しかし、中高を通してしっかり英語を学んだ蓄積があれば、入試対策は十分に可能です」と語る。
MARCH
過去問は数年程度で十分
歯が立たない場合は少し易しめの問題から始める
具体的な対策として、「英語の問題はトレンドがあるため、志望校の過去問を何十年もさかのぼってやる必要はありません。それよりは、第1志望校の問題を数年解いたのち、余裕があればMARCHの別の大学の過去問を解くといいでしょう。もちろんMARCH内で併願するなら、併願校の問題を解いてください」と語る。
一方、まだMARCHレベルの入試問題に歯が立たなない場合、「英語科の教員によると、まずは難易度的にMARCHより少し易しい日東駒専レベルの入試問題から取り組むのも有効です」と対策の道筋を説明する。