STEP5 併願で壁を越えるには
早慶
併願の場合は日程に注意
過去問対策に使える日数を確認しておこう
国公立大学の志望者が、一般選抜で早慶を併願する場合の注意点として、立崎先生は日程を挙げる。「共通テスト後、国公立大学受験までの日程を確かめて、併願校の対策に使える日数を把握しましょう」と語る。早慶に加えて、さらにMARCHなども受験する場合、日数の余裕はさらに減る。併願で早慶を受ける受験生は、東京大をはじめとする最難関の国立大学が第1志望校であることが多い。当然、その対策を疎かにはできないため、「どのタイミングで何日くらい併願校の過去問対策に使えるか、事前に確認しておくことです」とアドバイスする。
MARCH
併願は省エネが理想
英語外部検定利用入試で負担を軽くしよう
特に国公立大学を第1志望校とする受験生が、併願でMARCHへの合格を狙う場合のポイントとして、岡本先生は英検などの英語外部検定利用入試を挙げる。「共通テスト利用入試は一発勝負なので、そこで失敗すると苦しくなりますが、英語外部検定利用入試なら事前に取得した資格等を生かして試験の負担を軽くできます」と解説する。岡本先生は「国公立大学が本命なら、私立大学の併願受験は、共通テスト利用入試や英語外部検定利用入試でなるべく省エネで行うのがいいです」と呼びかける。もし資格等がある場合、有効活用して負担を減らそう。
この記事は「螢雪時代(2024年10月号)」より転載いたしました。
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