難関国立大 京都大学 理学部 理学科 Y.Tさん(2024年 兵庫県立川西緑台高校卒)
京都大学 理学部 理学科 志望
結果の受け止めと課題の把握
第1回京大入試実戦模試では全体的に思うような点数が取れなかったのですが、特に英語は危機的な状況でした。また、京都大の化学は有機化学分野から多く出題されるため、その対策の必要性も感じました。この時点では、有機化学分野の学習が不十分でした。
英語の成績
英語は最大の苦手教科で、模試は具体的な弱点を明らかにする目的で受けました。得点は想像通りだったので、落ち込まずに解説を読み、わからない単語はすべて書き出して覚えました。その後の模試にも同様に取り組んだことで、苦手意識は解消できました。
模試後の戦略の変化
京大入試実戦模試の結果を受けて、成績が著しく悪い英語をなんとか足を引っ張らない程度まで伸ばし、同時に得意な数学と理科を安定した得点源にする必要があると考えました。
まずは英語の勉強法を見直し、語彙の習得や構文知識の増強など、改めて基礎的な学習に努めました。また、数学と理科を得点源にするためには、難しい問題でも粘り強く考え抜き、基礎的な考え方で解けるようにすることが大事だと思いました。そこで、発展的な問題集を試験形式で解き、その後に基礎的な問題集と照らし合わせて復習する勉強を行いました。本番では、戦略通り数学と理科を得点源にできました。
模試の復習のポイント
模試の復習をするうえで大事なのは、試験本番と同様の環境下における自分のパフォーマンスを測り、合格するために自分がするべき対策を見つけることです。判定や偏差値、順位などで自分の立ち位置を知ることは、あくまで二の次だと思います。
模試の結果を有効に活用するために大切なのは、感情を抜きにした客観的な視点で自分のミスを認めることです。模試の結果は、試験の場で自分が発揮できる実力そのものなので、凡ミスも実力のうちです。どんなミスでも受け止めて、今後の学習でそういったミスがなくなるような工夫をしていくことが大切だと思います。