01 併願校の候補を絞り込もう
併願校を考える3つの観点
1. 環境
<立地>
- キャンパスは無理なく通える場所にあるか
(年次によってキャンパスが変わる場合があるので注意) - 実家を離れる場合、下宿先に目星がついているか
失敗例
北関東の実家から、通いで東京の大学へ。下宿費はかからないが、通学は片道2時間以上かかるため、勉強やアルバイトをする時間がない……。
<学力レベル>
- 難易度データの偏差値だけで決定していないか
- あまりにも自分の学力とかけ離れていないか
- 過去問に一度でも目を通したことがあり、問題との相性の良さを感じられたか
失敗例
偏差値を見て合格できそうな併願先を決めたはずなのに、入試本番でビックリ!苦手なタイプの設問ばかりで、不合格に……。
<学費・生活費等>
- 併願予定の大学の初年度納入金や4年間分の学費総額を調べ、保護者に相談、了承を得たか
- 実家を離れる場合、下宿費用について保護者と話し合い、学費を含めた費用が捻出できることを確認しているか
- 貸与型の奨学金は返還義務があることを理解しているか
<部活・サークル>
- 興味のある部活・サークルが通学予定のキャンパスにあるか
- 部活は推薦状やセレクションの受験が必須ではないか
注意!
私立大(特に強豪と呼ばれる大学)は、部活に入るために推薦状やセレクションの受験が必須な場合がある。
<大学の雰囲気>
- 実際に足を運んだことがあり、通いたいと思えたか
- その大学の雰囲気が好きか
- その大学の学生と、友達になりたいと思えたか
2. 大学の内容
<学問の内容>
- 希望の学部・学科を備えているか
- 入りたい研究室やゼミナールがあるか
- 第1志望校と遜色ない研究設備があるか
失敗例
第1志望校と同じ学部名だから内容も同じはずと思って入学したら、自分がやりたかった研究にはあまり力を入れていなかった……。
<卒業後の進路>
【進学希望の場合】
- 興味のある分野の研究室があるか
- 奨学金など、進学後の経済的不安を解消できる制度があるか
補足
大学院は、必ずしも卒業大学の院に行くとは限らない。別の大学の大学院に進むことも可能だ。
【就職希望の場合】
- 将来就きたい職業に関わる資格が取れるか
- 自分の希望業種への就職実績があるか
- 就職希望地で就職しやすいか
3. 入試
入試方式については、次ページ参照!