文科三類 入学者
併願先は、早稲田大学の文・法・政治経済・文化構想・社会科学の5学部が上位5位を占めています。ただし、合格率は40%台後半~60%台半ばと低く、これは出題傾向の違いによるところが大きいと思われます。例えば、地歴は、早稲田大学では細かい知識への理解を問う問題が多いのに対し、東京大学では歴史の流れ全体を理解したうえで論述する力が求められます。そういう意味で、小論文を課す慶應義塾大学の商・文・経済学部の合格率は高くなっています。
理科一類 入学者
理科一類の併願先は、慶應義塾大学・早稲田大学の理系学部が目立ち、合格率は70%台後半~90%台後半と高くなっています。この要因としては、数学や理科は東京大学の対策で十分対応できることが考えられます。そのため、東京大学を目指す力のある人には、慶應義塾大学・早稲田大学しか受けないという人も多いようです。また、併願先に東北大学の理学部や一橋大学のソーシャル・データサイエンス学部の後期日程を考える人もいます。