元々は教育学部志望でしたが、高2の終盤になって心理や哲学などにも興味が生まれました。そこで、大学入学時点で進路の幅を狭めないために、2年次に専攻を選ぶ関西大の文学部は私にぴったりだと思い、一般選抜の全6回の受験機会にすべて挑戦することにしました。
最も苦手な英語は、問題数の多さや段落整序問題、語彙力の増強に苦戦。国語は過去問演習で紛らわしい選択肢を消去法で精査する練習を積みました。政治・経済は演習で間違えた部分を付箋にまとめる学習をしました。時事問題も頻出で、ネット記事の確認が役に立ちました。
11月に甲南大の公募制推薦に落ちて以来、いきなり本命校の関大を6回連続で受験したので、手応えのないまま翌日も試験を迎えることになり、とてもつらかったです。6回受けて、合格は2/5に受験した1回だけ。合格通知の速達を受け取った瞬間は思わず泣き崩れました。
SDGsを扱うテレビ番組をきっかけに社会学や環境づくりに興味を持ち、環境系の学科で最も惹かれたのが近大でした。本命校とは異なる分野ですが、もしもこちらだけ合格したら、それはそれで運命かもしれないと考えました。
国語は共通テストとも関大とも傾向が異なり最も難しく感じて、過去問を6年分は解きました。一方、英語は関大と形式が似ていたので、10個以上の選択肢から選ぶ問題だけ押さえました。政治・経済は少し前のことや総理大臣など政治分野を中心に対策しました。
試験日が本命校より後だったので、落ち着いて臨めました。
将来的に教師として学校で働くことを目指す上で、心理について専門的な知識があれば役立つと考えて志望しました。ただし、受験科目で政治・経済を選択できないため、英語と国語だけで受験できる中期日程を選びました。
国語は必須の現代文1題と、現代文か古文を選択でき、現代文が得意な私にとってベストでした。また、100分で2科目通しの試験なので、時間配分を工夫して苦手な英語に半分以上時間をかけられる点も向いていました。
2科目受験だからこそ合格できたと感じます。自分にとって有利な試験を選んで良かったと思いました。
武庫川女子大と同様に、中期日程は英語と国語だけで受験できます。高校受験時に神戸学院大の附属高校を受験した際、問題が自分に合っていて解きやすいと感じたので、選びました。
英語は関大に似た段落整序問題が出るため、対策のコスパが良かったです。国語はクセのない問題なので過去問を2年分解いた程度ですが、たまに出る語句や文化史の知識問題だけ要注意。
本番は英語も国語も苦戦せず、学費が減免される好成績で合格できました。自分の頑張りが実ったと実感できたので、本命校の前に受験できていたら、自信につながって良かったと思います。
「皆も頑張っているから…」という危機感は大事ですが、他人のペースや勉強法に流されず、自分を大切にしてください。年明けからは自宅で勉強する時間が増えますが、人と話すと肩の力が抜けるのでおすすめです。今の頑張りが未来につながるので、1日1日を最大限に大切に!
この記事は「螢雪時代(2024年11月号)」より転載いたしました。
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