習慣 その3 ぬるま湯入浴
毛細血管・リンパ・自律神経
全方向に効果あり!
就寝前の入浴がシャワーだけの人は、寝る1~2時間前に、38~41℃の湯に20~30分浸かってみてほしい。体がリラックスし、副交感神経が優位になる。そのうえ、毛細血管が緩み、温かい血液が体の隅々に行き渡る。入浴後は1時間程度で体の中心の深部体温が徐々に下がっていくため、眠りにつきやすい状態になり、睡眠の質も向上。まさにいいこと尽くめだ。
そして、湯船の中では、手首を伸ばしたり、体をひねるストレッチをするといっそう効果的。さらに、机に向かっている時間が多い受験生は、首をゆっくり前後に倒し、時計回りにぐるりと回す首筋のストレッチも取り入れたい。また、体を洗う時は体の中心部から末端へ、流す時には少し熱めのシャワーで末端から中心部へと意識すると、リンパの流れを促すことができる。
見直そう!こんなNG習慣
●スマホとのつき合い方
寝る直前まで見ていると、睡眠ホルモンが抑制されて自律神経の働きに悪影響を与える。また、日中も長時間のスマホゲームなどは避けたいもの。姿勢が悪くなりがちなので、呼吸が浅くなり、全身に酸素が行き渡りにくい状態を招いてしまう。
●エスカレーター&エレベーター
日常から意識的に階段を使いたい。階段を上り下りすることで、ふくらはぎの筋肉が動き、血液とリンパの流れが促進される。学校や塾などの休み時間に、階段で別のフロアのトイレまで移動するなどもよいだろう。