コメントは2024年の共テを受験した現大学1年生9人へのアンケートによる。
2024年はこうだった!
会場の様子レポート
●筑波大学/高知県私立高校卒
教室の広さは、高校の教室の約2個分程度。階段教室ではない、普通の教室だった。机は長机で、椅子が後ろの机に固定されているタイプのものだった。1つの長机に3つの椅子がついており、真ん中の席は空けて着席した。空調はかなり暖かく、空気がこもっていた。9割以上の受験生が制服で、私服の人はほとんどいなかった。外の気温は寒かったため、スパッツを履いていて良かった。トイレは1つの階に1か所で、個室は7~8個だったと思う。
●東京大学/北海道公立高校卒
椅子が硬く、傾斜があり前に滑るので座り心地が悪かった。空調はちょうど良かった。受験生の服装は、制服がある学校の生徒は制服を着ていた。自分の母校は私服だったので、私服で行った。
●東京外国語大学/東京都公立高校卒
机の縦幅は少し狭く、椅子が後ろの机に固定されたタイプで、あまり体に合わず少し居心地が悪かった。服装は制服が1割で、残りは皆ほぼ動きやすそうな私服。何人かおしゃれな格好をしている人もいた。トイレは数が少なく、私はわざわざ空いている他の階のトイレに行った。
●富山大学/富山県公立高校卒
教室の広さは60人くらいが入る程度で、前後左右の間隔はものすごく狭かった。椅子は木の板で固く、腰がものすごく痛くなった。休憩時間は、換気のために窓がしばらく開いていて寒かった。
●岡山大学/兵庫県公立高校卒
教室は100人ほど入る広さで、トイレの数も少なくはなかった。空調は、試験中は完全に消されており、試験が終わって休憩時間になるとまたつけるという感じだった。少し肌寒く感じたが、頭が回って良かった。受験生の服装は、制服が8割、私服が2割という印象。
●福井県立大学/福井県公立高校卒
長机が3×15個くらい並び、机1つにつき椅子が2つ。トイレは個室が10個ほどあったが、常に短い列ができていた。天候が悪いときは、替えの靴下などがあったほうが安心だと思う。受験生の多くは制服だった。着ていたアウターが分厚く、しまうのに手こずったので、脱いだときに邪魔にならないものを選ぶのも良いと思う。
●京都大学/埼玉県公立高校卒
空調は適度に調整してもらえた。移動時はかなり寒かったためベンチコートを着たが、かさばるので荷物になった。トイレは各階に8個くらいしかなくて、特に自分の階は7教室あったため、かなり待った。
●岐阜大学/岐阜県公立高校卒
暖房の効きがあまり良くなく、寒かったので防寒具を持っておいて正解。トイレはそこまで大行列というほどではなかった。周囲の受験生は、制服で来ている人が大半だった。椅子と机は1人用のものだった。
●三重大学/愛知県私立高校卒
教室の広さは高校の教室と同じくらいで、収容人数は40人ほど。机や椅子も、高校で使われているものとほとんど同じ。室温は試験官が調節してくれるので、寒すぎ・暑すぎはないと思う。でも、脱ぎ着しやすいようにジャンパーやカイロは持って行くと良い。文字や地図柄の服は試験中は脱がないといけないので、着て行かないこと。
この記事は「螢雪時代(2025年1月号)」より転載いたしました。
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