何を学ぶ
卓越した英語運用能力を培いながら、英語の背景となっている英語圏の文化や社会に関係する学問分野を学ぶ。グローバルな英語の広がりにより、研究対象も尽きることがない。

上田 功(うえだ いさお)先生
名古屋外国語大学/英米語学科長/教授
大阪大学/名誉教授
大阪大学/名誉教授
1955年大阪府生まれ。大阪外国語大学大学院修了。静岡大学教育学部助教授、米国インディアナ大学客員研究員(フルブライト交換)、大阪外国語大学教授等を経て現職。著書に『The Oxford Handbook of speech development in languages of the world』など。
なぜ英語を学ぶのか
英語は、イギリス、アメリカ、オーストラリア、南アフリカなど、英語を母語とする国々のほか、数多くの国や地域で共通語あるいは公用語として使われ、さらに近年では英語を母語としない人々同士のコミュニケーションに使われる外国語として役割が非常に大きくなっている。世界で英語を母語とする人口は約3億8,000万人、公用語等で第二言語とするのは約6億人、外国語として話す人は10億人以上と言われている。
急速にグローバル化が進む現在、英語は世界中のあらゆる地域、あらゆる領域で最新情報を交換するための不可欠な言語として、重要な役割を果たしている。英語を学ぶことの魅力、それは広大な地理的・空間的広がりと、数多くの人々とその背景に多様な歴史や文化を持つ英語圏世界への扉を開き、国籍・母語・人種を越えて 多くの人々と交流できる最高のツールを手に入れることにほかならない。
急速にグローバル化が進む現在、英語は世界中のあらゆる地域、あらゆる領域で最新情報を交換するための不可欠な言語として、重要な役割を果たしている。英語を学ぶことの魅力、それは広大な地理的・空間的広がりと、数多くの人々とその背景に多様な歴史や文化を持つ英語圏世界への扉を開き、国籍・母語・人種を越えて 多くの人々と交流できる最高のツールを手に入れることにほかならない。
何を学ぶのか
外国語学部の英語専攻では、自らの主張を明確に発信できるコミュニケーション能力を備えた人材の育成を目指している。
入学後1・2年では、徹底した語学実習によってオールラウンドな英語運用能力を養う。読む、書く、聞く、話す、の4つの習得のために、少人数クラスで高度な授業が展開される。
高校までの難易度を抑えた英語とは異なり、大学では紛れもなく本物の英語が容赦なく浴びせられることになる。グローバルコミュニケーションの手段として、「技能」としての英語能力の基盤を徹底して鍛え上げるのである。
また1・2年では、英語と関連する学問領域の入門レベルの講義が行われる。具体的には、英語圏の文学、歴史や文化等の人文科学領域、政治や経済等の社会科学領域、さらに英語の文法や音声、発達史等、英語そのものを研究対象とする言語学などがこれに含まれる。これらの概説的な授業で、自分の興味の所在を見つけ、学問や研究に英語が結びついていくことになる。
3・4年では、これらの学問領域でさらに進んだ勉強を行う。自ら文献を読んだり、フィールドワークを行ったりして、自分の興味を1つの研究にまとめることが期待される。例を挙げると、イギリス・アメリカの作家や文学作品研究、英米の政治や外交、大英帝国の発展やアメリカ移民の歴史、アメリカの経済問題や経営戦略、英語の文法や音声、シェークスピアやチョーサー等古い英語の文献研究、さらに日本人の英語習得に関する問題などがある。このような研究を深めるために、ゼミナールの制度を設けている大学もある。
これと並行して、1・2年で鍛えた英語運用能力をさらにブラッシュアップする。ディスカッションや英語で論文を作成するクラスはもちろん、翻訳や(同時)通訳、ディベートなど多様な科目を設けている大学も多い。また、研究の成果である卒業論文を英語で作成させるケースもある。
入学後1・2年では、徹底した語学実習によってオールラウンドな英語運用能力を養う。読む、書く、聞く、話す、の4つの習得のために、少人数クラスで高度な授業が展開される。
高校までの難易度を抑えた英語とは異なり、大学では紛れもなく本物の英語が容赦なく浴びせられることになる。グローバルコミュニケーションの手段として、「技能」としての英語能力の基盤を徹底して鍛え上げるのである。
また1・2年では、英語と関連する学問領域の入門レベルの講義が行われる。具体的には、英語圏の文学、歴史や文化等の人文科学領域、政治や経済等の社会科学領域、さらに英語の文法や音声、発達史等、英語そのものを研究対象とする言語学などがこれに含まれる。これらの概説的な授業で、自分の興味の所在を見つけ、学問や研究に英語が結びついていくことになる。
3・4年では、これらの学問領域でさらに進んだ勉強を行う。自ら文献を読んだり、フィールドワークを行ったりして、自分の興味を1つの研究にまとめることが期待される。例を挙げると、イギリス・アメリカの作家や文学作品研究、英米の政治や外交、大英帝国の発展やアメリカ移民の歴史、アメリカの経済問題や経営戦略、英語の文法や音声、シェークスピアやチョーサー等古い英語の文献研究、さらに日本人の英語習得に関する問題などがある。このような研究を深めるために、ゼミナールの制度を設けている大学もある。
これと並行して、1・2年で鍛えた英語運用能力をさらにブラッシュアップする。ディスカッションや英語で論文を作成するクラスはもちろん、翻訳や(同時)通訳、ディベートなど多様な科目を設けている大学も多い。また、研究の成果である卒業論文を英語で作成させるケースもある。
他の学部・専攻と何が違うか
外国語学部英語学科(あるいは英語専攻)の最大の特徴は、卓越した英語運用能力を基盤として、各自の専門分野の研究を行う点である。言いかえれば、実践的な英語の運用力と学問としての英語、どちらも両立させるということである。今の世の中には、英語運用力に秀でた人はたくさんいるはずである。たとえば法学部や経済学部、あるいは理科系でも高い英語力を持った人はいよう。一方で、英文学科や国際文化学科など、英語に関連する学問領域を学ぶことができる学部や専攻もある。
ただ前者にあっては、英語は操れても、背後にある文化や英語そのものを深く理解することが学問の目的ではない。そして後者にあっては、当該の分野を学ぶ媒介として英語は必須であるが、思考(研究)そのものは日本語で行うことが多い。外国語学部英語学科(専攻)での勉強は、技能と学問の両者がそろってはじめて成立するのである。
ただ前者にあっては、英語は操れても、背後にある文化や英語そのものを深く理解することが学問の目的ではない。そして後者にあっては、当該の分野を学ぶ媒介として英語は必須であるが、思考(研究)そのものは日本語で行うことが多い。外国語学部英語学科(専攻)での勉強は、技能と学問の両者がそろってはじめて成立するのである。
卒業後の進路
英語専攻では、文系の他学部に比べると、段違いの勉強量が要求される。しかしながら4年間懸命に勉強して卒業すれば、将来を切り開く大きな糧となる思考能力、教養ある国際人が持つ高度なコミュニケーション能力の獲得が期待される。
このような厳しい教育によって鍛え上げられた英語専攻の卒業生は、商社、製造、金融、流通、運輸、マスコミ、観光、通訳・翻訳、官公庁、教育など、多方面で活躍している。大学院に進学し、研究者として活躍している卒業生も多い。不確実性を増す現代社会でも英語の重要性は全く変わっておらず、むしろオンラインなどのコミュニケーションの増加で、世界中でその重要性は増している。
このような厳しい教育によって鍛え上げられた英語専攻の卒業生は、商社、製造、金融、流通、運輸、マスコミ、観光、通訳・翻訳、官公庁、教育など、多方面で活躍している。大学院に進学し、研究者として活躍している卒業生も多い。不確実性を増す現代社会でも英語の重要性は全く変わっておらず、むしろオンラインなどのコミュニケーションの増加で、世界中でその重要性は増している。
