何を学ぶ
人が、自分らしい人生を送ることができるよう支える学問。社会や医療・福祉の変化にともない、常によりよい看護を求め学び続け、人間としても成長することができる。

諏訪 さゆり(すわ さゆり)先生
千葉大学/教授
千葉大学看護学部卒業、東京大学大学院医学系研究科後期博士課程保健学専攻修了。専門は、訪問看護学、老年看護学。認知症高齢者の在宅生活を支援するための研究と教育に取り組んでいる。
看護学の歴史と将来
看護学というと、多くの皆さんは、19世紀半ばのF.ナイチンゲール(1820~1910年)をイメージするのではないだろうか。ナイチンゲールは、「病気の看護ではない、病人の看護である」と、病気ではなく、人間を看ることを強調し、「看護とは、健康を回復し、または保持し、病気や傷を予防し、またはそれを癒そうとする自然の働きに対して、できる限り条件の満たされた最良の状態に私たち人間を置くことである」と述べている。さらに、看護は人間が生きるのを助けるものであるとともに、実践的かつ科学的に組織だった訓練を必要とする技芸(アート)であるとしている。一貫して人間中心であることが、医学や薬学とは異なる、看護学の特徴である。
人は生まれてから成長発達を遂げ、加齢現象を経験しながら人生経験を積み重ねる。そのプロセスには、家族をはじめとして、個々人に関心を寄せ、気にかけてくれるさまざまな人たちとの関わりがある。
看護学は、このような人間同士の営みや環境、社会から影響を受けるなかで、ケアを通して人びとが主体的に成長し、自分らしい人生を意思決定しながら送ることを支える学問である。日々の暮らしのなかで、一人ひとりが自分自身をケアし、周囲の人をケアしている。もちろん、複雑な病態や回復を望むことが難しい病になった人を医師や薬剤師、リハビリテーションのセラピスト(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)などと協働して回復や安寧へと積極的に導くこともケアである。このようにケアは本来人が有する能力であり、その発展形が看護であるといえる。
看護師、保健師、助産師の看護実践を学問的に支えるのが看護学であり、nursing scienceと英訳される。看護学は、医学や薬学、心理学、哲学、社会学など人間に関する多くの学問領域の知見や、各国、各地域の習慣や価値観、法制度などの文化的背景を踏まえて、人びとがより健康的で自分の力を発揮できる生活を実現するための知識や技術、そして、さまざまな理論を発展させてきた。看護学は実践の科学であり、看護学の理論や知見が看護師、保健師、助産師が看護実践を行う際の根拠や基盤になっている。このように看護師、保健師、助産師によって実際に活用され行動に反映される学問であると同時に、病気や障害のある人びとや家族、そして人びとが病気を予防するために、広く普及され生活を工夫する際に活用されるものでもある。
社会の変化にともない、人びとの病気や健康問題が複雑化・多様化するとともに、医療が専門化・高度化するなかで、医療・ケアの担い手である看護職の教育課程は、専門学校での職業教育から大学での専門教育へと発展し、大学教育のなかに位置づけられるようになった。
近年、日本における急速な少子高齢化や病気・健康問題の複雑化、遺伝子治療など高度医療の出現、人工知能の活用に向けた検討、世界規模での感染症の発生や経済格差など、看護をめぐる社会や医療・福祉の状況は大きく変化している。人は心と体が連動しあい両者が整ってこそよりよく生き、自分らしく生活することができる。また、人は、周りの人びとや社会とのつながりのなかで生きる意味を見出している。人びとの心身、生活、環境、地域や国のありようはまさに多様であり、しかもダイナミックに変化していく。現在、看護学は、複雑な健康問題のある対象者へのケアや、健康を維持し疾患を予防するケアを目指した専門職連携に加え、医療・福祉のシステムや政策、国際協力などより広い視野を持ち、経済学やロボット工学、情報工学などより広い学問領域との学際的な活動や研究を通して発展していくことが予測される。
人は生まれてから成長発達を遂げ、加齢現象を経験しながら人生経験を積み重ねる。そのプロセスには、家族をはじめとして、個々人に関心を寄せ、気にかけてくれるさまざまな人たちとの関わりがある。
看護学は、このような人間同士の営みや環境、社会から影響を受けるなかで、ケアを通して人びとが主体的に成長し、自分らしい人生を意思決定しながら送ることを支える学問である。日々の暮らしのなかで、一人ひとりが自分自身をケアし、周囲の人をケアしている。もちろん、複雑な病態や回復を望むことが難しい病になった人を医師や薬剤師、リハビリテーションのセラピスト(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)などと協働して回復や安寧へと積極的に導くこともケアである。このようにケアは本来人が有する能力であり、その発展形が看護であるといえる。
看護師、保健師、助産師の看護実践を学問的に支えるのが看護学であり、nursing scienceと英訳される。看護学は、医学や薬学、心理学、哲学、社会学など人間に関する多くの学問領域の知見や、各国、各地域の習慣や価値観、法制度などの文化的背景を踏まえて、人びとがより健康的で自分の力を発揮できる生活を実現するための知識や技術、そして、さまざまな理論を発展させてきた。看護学は実践の科学であり、看護学の理論や知見が看護師、保健師、助産師が看護実践を行う際の根拠や基盤になっている。このように看護師、保健師、助産師によって実際に活用され行動に反映される学問であると同時に、病気や障害のある人びとや家族、そして人びとが病気を予防するために、広く普及され生活を工夫する際に活用されるものでもある。
社会の変化にともない、人びとの病気や健康問題が複雑化・多様化するとともに、医療が専門化・高度化するなかで、医療・ケアの担い手である看護職の教育課程は、専門学校での職業教育から大学での専門教育へと発展し、大学教育のなかに位置づけられるようになった。
近年、日本における急速な少子高齢化や病気・健康問題の複雑化、遺伝子治療など高度医療の出現、人工知能の活用に向けた検討、世界規模での感染症の発生や経済格差など、看護をめぐる社会や医療・福祉の状況は大きく変化している。人は心と体が連動しあい両者が整ってこそよりよく生き、自分らしく生活することができる。また、人は、周りの人びとや社会とのつながりのなかで生きる意味を見出している。人びとの心身、生活、環境、地域や国のありようはまさに多様であり、しかもダイナミックに変化していく。現在、看護学は、複雑な健康問題のある対象者へのケアや、健康を維持し疾患を予防するケアを目指した専門職連携に加え、医療・福祉のシステムや政策、国際協力などより広い視野を持ち、経済学やロボット工学、情報工学などより広い学問領域との学際的な活動や研究を通して発展していくことが予測される。
看護学の現状と課題
日本における看護職の教育課程は、1990年頃より大学教育へと急速に移行し、看護系大学の数は、この25年間で20倍以上に増えている。その発端はアメリカにある。アメリカでは、手術を受けた患者の回復状況は、より高度な教育を受けた看護師によってケアを受けた患者の方が良好であったことから、大学化が一気に進展した。その後、日本においても看護教育の大学化の重要性が広く認識されるようになり、現在では看護師を養成する学校・養成所の入学定員の約1/3を看護系大学が占めるようになった。
この間、日本の国民の健康問題や医療が大きく変化した。また、急速な少子高齢化のなかで介護保険制度も整備され、看護の需要、期待は量・質ともに増大している。また、在宅医療などの推進を図るために、医師または歯科医師の判断を待たずに、手順書により一定の診療の補助を行う看護師を養成するために特定行為研修を開始している。文部科学省は、「学士課程においてコアとなる看護実践能力と卒業時到達目標」の修得に必要な学修目標などを示すとともに、大学と病院/地域の医療施設との連携を強化し、「地域での暮らしや看取りまで見据えた看護が提供できる看護師の養成」に向けた取り組みや研究を推進している。
看護学の研究は、看護の対象である人間と看護を提供する側の双方に焦点を当てて、さまざまな年齢や健康状態の人びと、場における、よりよい看護のあり方を追求し発展してきた。現在では、多くの研究成果を集約してよりよい看護を科学的に解明する研究、得られた研究成果を活用して看護を実践し効果を検証する研究も行われるようになった。さらに、社会や医療の状況が大きく変化し、看護学のみで解決できない課題も増えてきている。看護学としての立場を明確にした上で、実践と研究両面において、医学や薬学などこれまで近接してきた学問領域との研究に加え、医療や介護における専門職連携、市民や病気のある人びとなど看護を必要とする人びとの経験やそれらを踏まえた意見を尊重するための活動、社会学、法・政治学、工学など、より広い学問領域との学際研究/活動の重要性が高まっている(図1)。
この間、日本の国民の健康問題や医療が大きく変化した。また、急速な少子高齢化のなかで介護保険制度も整備され、看護の需要、期待は量・質ともに増大している。また、在宅医療などの推進を図るために、医師または歯科医師の判断を待たずに、手順書により一定の診療の補助を行う看護師を養成するために特定行為研修を開始している。文部科学省は、「学士課程においてコアとなる看護実践能力と卒業時到達目標」の修得に必要な学修目標などを示すとともに、大学と病院/地域の医療施設との連携を強化し、「地域での暮らしや看取りまで見据えた看護が提供できる看護師の養成」に向けた取り組みや研究を推進している。
看護学の研究は、看護の対象である人間と看護を提供する側の双方に焦点を当てて、さまざまな年齢や健康状態の人びと、場における、よりよい看護のあり方を追求し発展してきた。現在では、多くの研究成果を集約してよりよい看護を科学的に解明する研究、得られた研究成果を活用して看護を実践し効果を検証する研究も行われるようになった。さらに、社会や医療の状況が大きく変化し、看護学のみで解決できない課題も増えてきている。看護学としての立場を明確にした上で、実践と研究両面において、医学や薬学などこれまで近接してきた学問領域との研究に加え、医療や介護における専門職連携、市民や病気のある人びとなど看護を必要とする人びとの経験やそれらを踏まえた意見を尊重するための活動、社会学、法・政治学、工学など、より広い学問領域との学際研究/活動の重要性が高まっている(図1)。
大学での主な看護学の科目内容とカリキュラム
●看護学のカリキュラムと卒業時の到達目標
看護系大学では、幅広い一般教養を養うとともに、看護学の専門知識を学び、卒業すると学士(看護学)の学位と、看護師の国家試験受験資格を得ることができる。選択履修などによって、保健師や助産師の国家試験受験資格、養護教諭一種免許状を取得できる大学もある。また、各大学は、大学の設置主体や地域の特性を反映した役割も担っており、これらもカリキュラムに反映される。
看護系大学でのカリキュラムは、基本的に、人間に関わる幅広い教養科目(千葉大学では普遍教育科目という)の上に、看護学の専門科目を履修することで科学的・専門的知識を体系的に学ぶものとなっている。
看護系大学での4年間の学習を経て、卒業するまでに到達すべき目標は、たとえば、次の①~⑥のように表されている。
①人間について幅広い専門知識を用いて、対象を全体的(holistic)に理解し、あらゆる健康レベルにある人の生活を援助できる。
②生命への畏敬の念をもって、個人、家族、集団、地域の多様な価値を多角的に理解し、対象の立場を尊重する行動や態度をとることができる。
③生じている現象に深い関心を寄せ、問題解決のために必要な知識・資源を獲得し、柔軟な思考力を発揮して積極的に問題解決に向けて取り組むことができる。
④保健医療福祉チームにおいて、看護専門職者としての自己の責任を自覚し、多職種ならびに市民との協働に参加できる。
⑤文化の多様性の理解に基づき、国際的広がりをもって、看護活動の必要性および、看護方法を理解できる。
⑥適切な自己評価に基づき看護職者として必要な学習課題や目標を自ら設定し、適切な学習方法を選択・活用して、課題克服と目標達成に取り組み、成果を評価することができる。
このように、看護学のカリキュラムでは、豊かな教養と柔軟で論理的な思考力を培い、幅広い問題意識と確かな倫理観を備えた調和のとれた看護専門職として、現代社会の要請に積極的に応えていくことができる人材の育成を重視している。
●看護学の専門科目
看護学の専門科目には、「人間」「健康」「看護」の理解を主軸とし、人間や生活、保健・医療・福祉を理解するための専門基礎科目と、看護実践の理論と方法や看護を発展させる機能を理解するための専門科目がある。
専門基礎科目の具体的な授業科目は、人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復、健康と環境の科学、人間学(人間関係論、家族論、発達論など)、保健医療福祉制度論、専門職連携などがある。
専門科目では、看護実践の基本理論と方法論を学ぶ基礎看護学にはじまり、小児から高齢者に至る人間のライフスタイルに沿った各専門領域の理論と実践方法、看護の対象となる人びとの健康問題や場の特徴に応じた地域看護学や精神看護学などがある。具体的には、小児期、成人期、老年期というライフステージごとに、人びとに特徴的な健康問題や治療の方法、看護の方法を学び、さらに、家族や地域を基盤にした看護活動の考え方と支援方法などを学ぶ。看護を発展させる機能に関する科目として、看護管理学や国際協力論、卒業研究などへと学びを進めていく。
●看護学の学習方法
看護学の学習は、教室における理論的な学習だけでなく、実践を通して学ぶ臨地での実習が必修となる。実習場所は、治療の場である病院だけでなく、産院や保育所、保健所、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、グループホーム、デイサービス、訪問看護ステーション、地域包括支援センターなど多様である。実習では、学んだ知識や技術を活用して看護を必要とする人びとに対する理解を深めつつ、その対象者が安心や安楽、安全を得ることができるように、そして自ら健康と成長、安定を得ることができるように、根拠に基づいた看護を対象者の同意を得て実践していく。このような学習を通して、看護を必要とする人びととの関わりのなかで、よりよい看護を実践していく力を養う。人間は一人ひとり異なる存在である。また、私たちの心と体、そして家族も含めた私たちをとりまく環境は常に変化している。そのため、対象者に必要となる看護も常に変化していく。常によりよい看護を求めて考え続けることが、実習においても求められる。卒業研究では、自ら関心を抱いたテーマを選び、研究活動を通して主体的に看護を追求していく方法を身につける。
さらに、大学における看護学教育は看護基礎教育であると同時に、大学院教育と連動し、看護学分野の教育者、研究者など、指導的役割を担うための基礎的能力を養う場でもある。大学院に進学することで、看護学の発展を目指して主体的に参画することができるようになる。
看護系大学では、幅広い一般教養を養うとともに、看護学の専門知識を学び、卒業すると学士(看護学)の学位と、看護師の国家試験受験資格を得ることができる。選択履修などによって、保健師や助産師の国家試験受験資格、養護教諭一種免許状を取得できる大学もある。また、各大学は、大学の設置主体や地域の特性を反映した役割も担っており、これらもカリキュラムに反映される。
看護系大学でのカリキュラムは、基本的に、人間に関わる幅広い教養科目(千葉大学では普遍教育科目という)の上に、看護学の専門科目を履修することで科学的・専門的知識を体系的に学ぶものとなっている。
看護系大学での4年間の学習を経て、卒業するまでに到達すべき目標は、たとえば、次の①~⑥のように表されている。
①人間について幅広い専門知識を用いて、対象を全体的(holistic)に理解し、あらゆる健康レベルにある人の生活を援助できる。
②生命への畏敬の念をもって、個人、家族、集団、地域の多様な価値を多角的に理解し、対象の立場を尊重する行動や態度をとることができる。
③生じている現象に深い関心を寄せ、問題解決のために必要な知識・資源を獲得し、柔軟な思考力を発揮して積極的に問題解決に向けて取り組むことができる。
④保健医療福祉チームにおいて、看護専門職者としての自己の責任を自覚し、多職種ならびに市民との協働に参加できる。
⑤文化の多様性の理解に基づき、国際的広がりをもって、看護活動の必要性および、看護方法を理解できる。
⑥適切な自己評価に基づき看護職者として必要な学習課題や目標を自ら設定し、適切な学習方法を選択・活用して、課題克服と目標達成に取り組み、成果を評価することができる。
このように、看護学のカリキュラムでは、豊かな教養と柔軟で論理的な思考力を培い、幅広い問題意識と確かな倫理観を備えた調和のとれた看護専門職として、現代社会の要請に積極的に応えていくことができる人材の育成を重視している。
●看護学の専門科目
看護学の専門科目には、「人間」「健康」「看護」の理解を主軸とし、人間や生活、保健・医療・福祉を理解するための専門基礎科目と、看護実践の理論と方法や看護を発展させる機能を理解するための専門科目がある。
専門基礎科目の具体的な授業科目は、人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復、健康と環境の科学、人間学(人間関係論、家族論、発達論など)、保健医療福祉制度論、専門職連携などがある。
専門科目では、看護実践の基本理論と方法論を学ぶ基礎看護学にはじまり、小児から高齢者に至る人間のライフスタイルに沿った各専門領域の理論と実践方法、看護の対象となる人びとの健康問題や場の特徴に応じた地域看護学や精神看護学などがある。具体的には、小児期、成人期、老年期というライフステージごとに、人びとに特徴的な健康問題や治療の方法、看護の方法を学び、さらに、家族や地域を基盤にした看護活動の考え方と支援方法などを学ぶ。看護を発展させる機能に関する科目として、看護管理学や国際協力論、卒業研究などへと学びを進めていく。
●看護学の学習方法
看護学の学習は、教室における理論的な学習だけでなく、実践を通して学ぶ臨地での実習が必修となる。実習場所は、治療の場である病院だけでなく、産院や保育所、保健所、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、グループホーム、デイサービス、訪問看護ステーション、地域包括支援センターなど多様である。実習では、学んだ知識や技術を活用して看護を必要とする人びとに対する理解を深めつつ、その対象者が安心や安楽、安全を得ることができるように、そして自ら健康と成長、安定を得ることができるように、根拠に基づいた看護を対象者の同意を得て実践していく。このような学習を通して、看護を必要とする人びととの関わりのなかで、よりよい看護を実践していく力を養う。人間は一人ひとり異なる存在である。また、私たちの心と体、そして家族も含めた私たちをとりまく環境は常に変化している。そのため、対象者に必要となる看護も常に変化していく。常によりよい看護を求めて考え続けることが、実習においても求められる。卒業研究では、自ら関心を抱いたテーマを選び、研究活動を通して主体的に看護を追求していく方法を身につける。
さらに、大学における看護学教育は看護基礎教育であると同時に、大学院教育と連動し、看護学分野の教育者、研究者など、指導的役割を担うための基礎的能力を養う場でもある。大学院に進学することで、看護学の発展を目指して主体的に参画することができるようになる。
卒業後の進路とキャリアの形成
看護師、保健師、助産師の国家試験は2月に実施されている。3月にそれぞれの国家試験に合格すると、4月から取得した資格で働くことができる。職場は、病院のみならず訪問看護ステーションや、保健センター、福祉施設、助産院などさまざまである。看護の仕事は、専門職として高度な知識と技術を修得し、高い倫理観を持ち公共のために活動するものであり、社会のなかで専門職者として自律して働くことが認められている。看護実践に必要な看護学の知識、技術はもちろん、医学や薬学、法制度などの変化は著しいため、学習を継続し必要とされる知識や技術を更新し続けることが求められる。
看護職のキャリアとしての発展の方向は、さまざまに広がっており、実践経験を積んだ上で、海外青年協力隊やJICAなど国際的に活動する道、がん看護や精神看護など特定の分野において専門看護師や認定看護師などのスペシャリストになる道、看護管理者になる道、看護学の教育・研究者になる道などが開かれている。キャリアアップのためには、看護系大学の大学院に進学し、専門領域の学問をさらに探究することで看護学を深め、高度な看護実践能力や研究能力を身につけることも必要である。教育・研究者として活動していくためには、修士や博士の学位を有することが求められる。看護管理を深く学ぶ大学院も増えてきている。
専門的な職業経験を積んでいくとともに、他者の健康を支援する専門職であるからこそ、自身の人生も大切にしてほしい。
看護学を学ぶことで、自分を客観視して成長していくことにつながる。また、大学での学修と職業がダイレクトに結びついていること、国家資格を得られること、就職の場やキャリアアップの方向が質・量ともに豊かであるなどの利点がある。看護師、保健師、助産師の仕事は、責任が重く、常に学び続ける必要のある専門職である。このことは、生涯かけて働き、人間として成長できる、働きがいのある職業でもあるということである。看護を志す方にとって、受験科目の勉強が大学入学後の看護学の学びを積み上げるための基礎学力となるので、ぜひ受験勉強に励んでほしい。加えて、自分自身も日々の生活を大切に送り、家族や友人、社会との関わりを意識しながら、豊かな経験を積んでほしい。
看護職のキャリアとしての発展の方向は、さまざまに広がっており、実践経験を積んだ上で、海外青年協力隊やJICAなど国際的に活動する道、がん看護や精神看護など特定の分野において専門看護師や認定看護師などのスペシャリストになる道、看護管理者になる道、看護学の教育・研究者になる道などが開かれている。キャリアアップのためには、看護系大学の大学院に進学し、専門領域の学問をさらに探究することで看護学を深め、高度な看護実践能力や研究能力を身につけることも必要である。教育・研究者として活動していくためには、修士や博士の学位を有することが求められる。看護管理を深く学ぶ大学院も増えてきている。
専門的な職業経験を積んでいくとともに、他者の健康を支援する専門職であるからこそ、自身の人生も大切にしてほしい。
看護学を学ぶことで、自分を客観視して成長していくことにつながる。また、大学での学修と職業がダイレクトに結びついていること、国家資格を得られること、就職の場やキャリアアップの方向が質・量ともに豊かであるなどの利点がある。看護師、保健師、助産師の仕事は、責任が重く、常に学び続ける必要のある専門職である。このことは、生涯かけて働き、人間として成長できる、働きがいのある職業でもあるということである。看護を志す方にとって、受験科目の勉強が大学入学後の看護学の学びを積み上げるための基礎学力となるので、ぜひ受験勉強に励んでほしい。加えて、自分自身も日々の生活を大切に送り、家族や友人、社会との関わりを意識しながら、豊かな経験を積んでほしい。


