小論文対策
2024.06.20
総合型選抜や学校推薦型選抜の試験では小論文や面接が課されるのが一般的だ。
まずは小論文とは何か?どんなタイプがあるのかを知ろう。
総合型選抜・学校推薦型選抜で課される小論文は、受験生の読解力や思考力、そして自分の意見を論理的に説得力のある文章で表現する能力が求められる。出題されたテーマに対して、感想を述べたりするものではない。また、知識量を問われるものでもない。
小論文で出題されるテーマは幅広く、社会問題や環境問題、教育に関するものが多い。これにより受験生が時事的なことに触れ、それについて考えているか、といった面も試される。
小論文の出題形式は、大きく4つのタイプに分類される。
①課題論述型
②文章読解型
③資料分析型
④教科密着型
課題論述型小論文は、特定の課題やテーマが提示され、それについて論じるタイプの小論文だ。この形式では、与えられたテーマに対して自分の意見や考えを論理的に展開する力が求められる。テーマは時事問題や社会問題、環境問題に関するものなど多岐にわたる。
文章読解型小論文は、提示された文章や資料を読み、その内容を理解した上で、指定されたテーマに沿って自分の意見や考えを述べるタイプの小論文だ。この形式では、文章の正確な読解力や解釈力、そしてそれに基づいて論理的に展開する力が求められる。
資料分析型小論文は、提示されたデータ、グラフ、統計情報、図表などの資料を読み取り、その内容を分析・解釈して、自分の意見や考えを述べるタイプの小論文だ。この形式では、資料の正確な読み取り力や分析力、そしてそれに基づいて論理的に展開する力が求められる。
教科密着型小論文は、特定の教科や専門分野に関連するテーマについて論じるタイプの小論文だ。この形式では、受験生の教科に対する理解度や知識、そしてそれを基にした論理的な思考力や表現力が求められる。テーマは教科書や授業内容に密着しており、その教科に関する深い知識が必要だ。
小論文試験は、感想文のように自分の考えをそのまま書けば合格するというものではない。出題のテーマや形式によって、対策は異なる。合格するためにはどのような点に気をつけて、どのように書けばよいのか。2種の出題形式の例題をもとに、具体的な攻略ポイントを示した。チェックしてほしい。