面接対策
2024.06.27
面接対策で受験生がもっとも気になるのは、どんなことを聞かれるのか、ではないだろうか。質問にはパターンがあり、さらに多くの大学でよく聞かれる共通の質問がある。ここでは、それらを紹介したうえで、どのように考えたらいいのか、そして何が評価のポイントになるのかを紹介していく。
面接の質問パターンは大きく3つに分類できる。一般的な「共通質問」、各学部系統ならではの「系統別質問」、「口頭試問」の3つだ。
学部系統に関係のない一般的な質問。志望理由をはじめ大学生活への抱負、高校生活の思い出、勉強、興味・関心事などが多い。
学部系統、学科・専攻に関する質問。たとえば、教員養成系学部での「いじめ」に関する質問や、看護学系統での「地域医療」に関する質問などがそうだ。
問題をその場で解いたり、定理などの説明を求められたりする。実施の有無は、ほとんどの場合、事前に発表されている。
多くの大学の面接で広く問われている共通質問の例を以下に示した。
各質問の表現や言い回しは大学・学部によって異なるが、その本質は変わらない。これらの質問は頻出することがわかっているだけに、回答については一度、じっくり自問自答して考え、まとめておくことが必要だ。
面接は漠然と合格・不合格を決めるわけではない。面接者の手元には「評価シート」があり、質問を通して項目ごとに評価をつけている。その総合評価で合否の明暗が分かれる。それでは面接者は、質問に対する回答から何を見ているのだろうか。大きなポイントは次の4つだ。
面接形式や質問パターン、よく聞かれる質問を頭に入れたら、次は志望大学・学部の傾向を調べるステップを踏もう。
パスナビでは、各大学の前年に行われた面接を「面接の実態レポート」として掲載している。面接形式や問われた質問が載っているため、傾向を調べるのに使える。志望校や類似の学部系統の面接実態レポートから、質問内容を予測することで対策が立てられる。また、先輩からのアドバイスも載っているので、ぜひ対策に役立ててほしい。
ただし、回答を丸暗記しないこと。中心となるキーワードを覚えておくくらいがいいだろう。