【面接対策-その3】面接で必ず聞かれる志望理由の組み立て方

面接対策

2024.06.27

面接で必ず聞かれる志望理由の組み立て方

面接対策その2で紹介したように、よく聞かれる共通質問のなかでも「志望理由」は必ずと言っていいほど聞かれる質問だ。その回答はとても重要になる。ここでは、志望理由の組み立て方を具体例を示しながら紹介する。自信を持って面接に臨めるよう、志望理由を深めていこう。

必ず聞かれる「志望理由」!

面接で必ずと言っていいほど聞かれる最重要項目が「志望理由」。実際の面接では、この回答に対してさらに深い質問が来ることを覚悟しておこう。そのため志望理由については、普段から自問自答を繰り返し、深く掘り下げて考えておかなければならない。

志望理由は
「過去→現在→将来」の
流れで説明

志望理由は「過去→現在→将来」の流れで説明できるようにしておこう。
「この分野を志望したきっかけ」
→「そのために高校時代に何をしてきたか」
→「これから大学でより深く何を学びたいか」
→「大学卒業後の展望」
といったように、過去から将来へ向かって組み立てる。シンプルで一貫性を持ったストーリーになるようにしよう。

「過去-現在-将来」の深掘り参考例

志望理由を過去-現在-将来の3つの観点で深掘りしておくことが大切だ。具体例として「社会福祉学を学びたい」というケースを題材に以下のように考えてみよう。

生徒

社会福祉学を学びたい!

<過去>
どうして、この学問を学びたいのか?

  • 病気になった祖母を看病したときに、もっと力になってあげたいと思ったから。
  • ボランティア活動で老人ホームを訪れ、お年寄りの方々と触れ合った際に、福祉のあり方に興味を持ったから。

<現在>
なぜ、この大学・学部・学科を志望したのか?

  • 福祉施設や病院を付属施設として持ち、さまざまな実習授業が用意されている大学だから。
  • 福祉の専門科目だけでなく、視野を広げられるように他学部の講義も履修できるカリキュラムがあったから。

<将来>
大学を卒業した後に何をしたいのか

  • 医学にもある程度精通し、病院のなかでチーム医療の一員として活躍できる社会福祉士になりたい。
  • 福祉の可能性をさらに広げて考えるため、大学院に進学して福祉の研究をしたい。

志望理由は大学の特長と
関連づけるべし

また、志望理由でもう1つ重要なポイントは、「その大学の特長と関連づけること」。大学でやりたいことが他の大学でもできるのであれば、志望理由として弱い。①大学のパンフレットやHP、②アドミッションポリシー、③オープンキャンパスなどからその大学の特長を理解し、志望理由に結び付けて答えられるようにしておこう。

志望理由書の書き方は「志望理由書対策」を参考にしよう。