面接対策
2024.06.27
自問自答して志望理由などを深めたら面接対策はおしまい、というわけではない。面接には評価を高めるための秘訣やテクニックが存在する。決して難しいことではなく、ごくごく当たり前のことだが、知っているといないでは大違い。ここでは、面接力をグッと上げて、評価を高めるための秘訣とテクニックを紹介する。
面接対策の最終仕上げは、本番を想定した「模擬面接」。模擬面接は、返答内容だけでなく、突っ込んだ質問への対応、態度、マナーなどを総合的にチェックしてもらうためにも欠かせない。
担任の先生や進路指導の先生、各教科の先生(できれば志望分野に近い教科の先生)に模擬面接をしてもらおう。いつも接して慣れている先生からスタートして、その後は、あまり面識のない先生にお願いするとよい。
模擬面接には反復が重要だ。何度やっても先生から志望理由の弱さを指摘されるかもしれない。自分の頭の中ではわかりやすいと思っていた内容でも、意外と他人には伝わりづらいものだ。模擬面接が繰り返し必要なのはそのためだ。
ただし、間を取りながら。長い回答は丸暗記の印象を与える。
「具体的には~」と、経験に裏打ちされた話に。
話すポイントは箇条書きのイメージで覚え、状況に即して自分の言葉で話す。
快活な応答に対して評価を下げる人はいない。
「緊張しています」と表明してもよい。
「もう一度お願いします」などと丁寧に。
適当な回答、ごまかしはすぐに露呈する。わからないときには「勉強不足でした」と素直に伝える。
「先ほども申し上げましたが…」と繰り返せばよい。
資格取得や勉学、幅広い交友につながるサークルへの興味があればアピールしてもよい。
友だちとの会話ではないことを忘れずに。
泳ぐ目は暗唱している印象にもなりかねない。視線は面接者の目から喉元までの間に固定しよう。質問や指摘に対して眉間にしわを寄せると、不理解、不機嫌な態度を示すことにも。
「問われていること」に答えるように。
大学の特長を理解し、志望理由として話せるように。
反対意見を押さえた上で、自らの意見を持つように。
書類はコピーし、記述内容はよく調べておくこと。
自分でよく調べ、考えたことの証となる。