短大概要

情報化時代の産業に柔軟に対応し得る人材の育成を目的としています。経営情報とデザイン情報の２コースがあります。

それぞれのコースの専門科目のほかに、産業と密接に関わる経営、デザインを有機的に関連づけ、視野を広げるための共通科目が開講されています。たとえば、経営情報概論やデザイン情報概論の科目は、それぞれのコースの専任教員全員が講義を行う学際的な科目です。情報、産業(経営およびデザインを含む)に関する授業が体系的に配置され、統合的知識を備える学習が可能です。

経営情報コースでは、経営学、商学、会計学、経済学、情報学の５分野を中心に、具体的事例を交えて学びます。さまざまな情報から、企業・経営にとって意味のある情報を見つけ出し、問題解決に向けて創造的に活用する能力を育てます。経営情報に関する専門性と柔軟な適応力、創造力と統合力を兼ね備えた人材を育成します。

デザイン情報コースでは、デザインと情報の基礎的能力を養成する専門教育科目を学ぶとともに、専門性を深めるために、インターフェース、インテリア、クラフト(漆芸)、グラフィック、プロダクトの５分野のデザイン領域にわけ、情報化時代のデザイン活動と歴史・文化・環境などに配慮できるデザイナーを育成します。

人間性豊かで実践力のある「食のエキスパート」を目指します。生涯を健康に過ごすための「望ましい食生活のあり方」を探究します。食生活の安全や豊かさを求めてめまぐるしく変化する状況に対応する力を養うため、調理・栄養・健康分野をはじめ、食品の流通・販売から消費に至る品質判定、コーディネートの分野についても専門知識を身につけます。

専門科目としては、食生活論、基礎栄養学、臨床栄養学概論、食品学総論、食品学各論、給食管理、公衆衛生学、フードスペシャリスト論、フードコーディネイト論などがあります。

数多くの施設見学を行うことが特徴です。医療施設や高齢者福祉施設、学校、社員食堂など、栄養士・管理栄養士が活躍している職場を見学します。それぞれの施設の概要や栄養士・管理栄養士の役割および業務内容を実地に学ぶ貴重な機会となっています。

人間尊重の理念に基づき、生活をさまざまな面からとらえ、人間社会のなかに存在する教育・保育・福祉問題を発見する能力や、問題の根本にある本質を見抜き、解決することのできる基礎的能力と科学的洞察力を培います。

教育・保育・福祉に関する専門知識・技術を学び、ボランティアなどを通して積極的に地域に貢献する人材を育成します。

また、子どもとともに遊び、学び、感動し、創造することによって子どもの成長を正しく導くことのできる教育者・保育者の育成を目指します。

社会福祉士養成の実績と専門性を生かし、子どもを取り巻く環境に働きかけるソーシャルワークや、18歳未満の子どもも含めた養護の現場でも活躍することのできる人材を養成する役割も担っていると考え、教育を行います。