短大概要

次世代を担う保育者養成のために、子ども理解を深め、表現力・感性を磨くために、保育・教育の専門知識と技術を身につけます。就職につながる幼稚園・保育所等の実習では、時間をかけて実習前・後の指導に力を注ぐ取り組みを行っています。

第二部の授業は、18時から、１日２時限の夜間３年制です。本学が紹介する幼稚園、保育所などで昼間アルバイトをしながら学ぶこともでき、収入を得ながら、将来に生かせる実務を経験できるメリットがあります。

第一部・第二部の履習科目は同じで、たとえば次のような科目があります。「造形表現(指導法)」では、実際に園で子どもが行った造形活動をもとに、材料や援助・指導方法などを学びます。同時に、自らの感性を磨き、造形と子どもについて理解を深め、表現の喜びを子どもと共有できる保育者を目指します。「音楽・身体表現」では、音や身体を使った多様な表現を楽しむことを通して、イメージ力を豊かにし、生活の中での出来事をさまざまな素材を生かして表現する力を身につけます。

３年制の短大として、保育者養成を行います。３年という時間を生かして、「子育て支援のできる保育者」を目指したカリキュラムを用意しています。４年制大学での学びに匹敵する密度の高い学びを通じて、幼稚園教諭二種免許、保育士資格のほか、児童厚生二級指導員資格など、地域の子育て支援に活用できるさまざまな資格が取得可能です。

実習は、幼稚園、保育所、施設に加え、児童館でも行います。少人数で行われるゼミナールでは、興味があるテーマを深く学び、卒業論文を書き上げます。

主な履修科目は次の通りです。「カウンセリング論」では、子どもや保護者を支えるコミュニケーション方法を学びます。悩んでいる人に対して、どのように接し、支えていけばよいのかを、心理カウンセリングの理論を学ぶとともに、ロールプレイなどを通じて、実践的に理解を深めます。

「児童館・放課後児童クラブの機能と運営」では、児童館の実習に備えます。施設の役割や来館する前の子どもたちの年齢に合わせた支援について学び、すぐに使える歌遊びや壁面の作り方、フェルトの名札作りなどにも挑戦します。

図書館司書、医療事務、Webデザイン、観光実務士など、さまざまな資格取得を目的とした専門教育と、短期大学ならではの教養教育を行っています。

観光・エアライン・外国語、文化・文学・図書館、情報・IT、ビジネス実務・医療事務、Webデザイン・マルチメディア、ファッション・ブライダル、マンガ・イラスト・アニメ・創作、心理学・アサーションの８つのフィールドがあります。将来の夢や目標・関心に沿って、「図書館概論」「Webアニメーション演習」「ファッションコーディネート」など、多彩な科目をフィールドの枠を超えて履修することができます。

学内の設備も充実させており、授業以外でも自由に使用可能なパソコンを計107台設置しています。卒業後は、図書館司書や医療事務、販売・接客系、事務系職種に就職したり、４年制大学へ編入学したりすることが可能です。