経済マネジメント学群に行こうと決めたのは、経済の基礎的な学識を身につけながら「数理経済マネジメント専攻」で高校の数学の教員免許を取得することが可能だと担任の先生から教わったからです。私は数学が好きなのですが、文系を選択してしまったので後悔が残っていました。しかし、文系からでも頑張れば取得できるという珍しい特徴に惹かれ、校舎も綺麗で友人をつくることができれば充実した学生生活を送れそうと思い、この大学を志願しました。
3年の5月まで高校総体だったので、総体練習期間中は学校の授業で定期テストの対策を中心に勉強を進めました。私の志望校には多様な入試形態があり、その中でも一般前期日程で2次試験が数学だけ(英語or数学)の方式で入試を受けることを決めていたので、赤本では数学だけをひたすら解き続けました。総体後は定期テストの対策に当てていた時間をほとんど過去問研究に充てて、数学に特化した受験勉強を始めました。
高校生活を振り返ると、1日の勉強する時間の大半を占めるのが数学であったため、数学だけで平日は1時間から3時間していましたが、受験期以外で休日に勉強した時間はほぼ無いに等しいほど勉強をさぼっていました。受験期、特に総体後は学校で授業以外の勉強時間は2~4時間、休日は3~5時間ほどでした。夏休みは体育大会や文化祭の準備があったので、思うような勉強時間は確保できなかったのですが、冬休みでは2~6時間勉強に時間を割くことができました。
数学に関しては、記述問題において、自分の解答と模範解答を見比べて足りない説明や補足を赤文字で解答欄の別スペースに記録をして、それを基に自分の答案を人に教えられるレベルになるまで丁寧に書き直していきました。計算においては符号ミスや計算ミスを減らすべく小学生用の計算ドリルや高校の数学の教科書に載っている計算問題をタイムアタック形式で解いていました。例えば最低限5分で解くと設定しておき、そこから毎日自己ベスト更新ができるのかどうか挑戦していました。失敗すればペナルティーとして追加問題を解いていました。
私は一時期、模試で数学の偏差値が50台で横ばいになっていることに嫌気が差していました。冷静に解けば正答できた問題を落としたり、まわりの友達が自分よりいい点数を取っていたりしていると、つい舌打ちをしてしまうほど悔しくてたまらなかった時がありました。そんな時に支えになったのは家族や担任の先生からの言葉でした。毎日のように「君ならできる」と励ましてくれたことで、自然とまた数学に向き合えることができました。また、仲の良い友達とご飯を食べに行ったりしてたまにリフレッシュもしました。
受験勉強は孤独なチャレンジだと思ってませんか?実際には友達同士で助け合ったり、先生にアドバイスを頂けたりと、人の繋がりを普段より強く感じられるものですよ。1人の時間も大切にして勉強に励んでください。
将来への不安は学年を重ねるほど大きくなると思います。ですが、学生時代にやってて損がないことこそ勉強だと思います。勉強する量が多いほど未来への選択肢は広がるし、思い描いた夢とは程遠い別の夢に向かって頑張るにしろ、勉強したことは裏切りません。今は必要性が分からなくてもとりあえず勉強はしててください。いつの日か、それがわかる日が来ます。
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