工学部 学部・学科

原則として、2024年5月に行った各大学へのアンケートを基に編集・掲載しています。

工学部
歴史
設置 1949
学科定員

計930 生命・応用化学210、物理工105、電気・機械工200、情報工145、社会工150<建築・デザイン70、環境都市45、経営システム35>、創造工学教育課程100<材料・エネルギー60、情報・社会40>、基幹工学教育課程(夜間主)20

学部内容
 「ものづくり」「ひとづくり」「未来づくり」を教育・研究の理念に掲げ、倫理観に裏打ちされた人間性豊かな研究者・技術者および新たな産業分野や価値の創出に貢献できる専門技術者を育成する。
 工学分野の専門性を磨く高度工学教育課程(生命・応用化学科、物理工学科、電気・機械工学科、情報工学科、社会工学科の5学科)、工学のセンスと総合力を学ぶ創造工学教育課程、製造・施工現場で即戦力となる人材を育成する、夜間教育を主とした基幹工学教育課程の3課程がある。
 生命・応用化学科では、環境問題やエネルギー問題などの重要課題のために分子設計、有機・無機合成、生命現象解析、高分子材料、材料物性評価、分析技術、構造解析、理論計算、物理化学現象、プロセス設計など幅広い化学的知識を学び、新規材料の創製や生命機能の解明・再生などに関する知識と技術を修得する。生命・物質化学、ソフトマテリアル、環境セラミックスの3分野がある。
 物理工学科は、材料機能と応用物理の2分野から構成され、未来のものづくりに貢献できる先端技術を有するリーダーを育成する。材料機能分野では、材料そのものの性質を機能的に応用する工学に重点をおいて、材料工学のスペシャリストを育成する。応用物理分野では、物理の原理に基づいて、材料内部と環境において原子や分子が関わるミクロからマクロまでの諸現象を解析し、材料の高性能化とその応用技術に貢献できる人材を育成する。
 電気・機械工学科では、電気電子工学と機械工学の広範な知識と応用力を持った技術者教育を行う。電気電子分野では、電気磁気学、電気回路、電子回路などを修得する。機械工学分野では、材料力学、機械力学、熱力学などを修得する。
 情報工学科では、情報ネットワークなど基盤となるインフラ技術だけでなく、インフラ上に搭載される応用技術を修得する。ネットワーク、知能情報、メディア情報の3分野があり、情報化社会を担う技術者として必要な全ての要素を網羅している。
 社会工学科では、人間空間、都市環境、企業経営など、国や地域社会と人の生活に深くつながる分野の高度な専門性と実践力を持つ人材を育成する。建築・デザイン、環境都市、経営システムの3分野から構成されている。
 創造工学教育課程は、学部4年と大学院2年の6年一貫となっている。材料・エネルギーコース(生命・応用化学、物理工学、電気・機械工学に対応する分野)と情報・社会コース(情報工学、社会工学に対応する分野)の2コースがあり、1年次の後期開始時点までに将来の主軸となる専門分野を2つのコースに対応して選択する。1年次後期からは選んだ専門分野の教員がつき、専門分野を身につけるための授業を履修する。
 基幹工学教育課程(夜間主)は、工学部第二部を改組し、夜間教育を主とする5年制の課程となっている。
 機械、エレクトロニクス、製造設備など、中京地域の産業構造を反映させた「電気・機械工学」「環境都市工学」の2コース制で、徹底した工学基礎教育と実践的工学教育を展開する。
 電気・機械工学コースでは、電子・機械製品群の企画・開発・設計から製造を担う人材を、工学基礎と電気・機械工学専門基礎により育成し、「エレクトロニクス・メカトロニクス」「機械の原理・設計・生産」に関する推奨履修モデルを設定している。
 環境都市工学コースでは、持続可能な魅力ある街・都市・国土づくりに必要な設計・施工・管理を担う人材を、工学基礎と土木工学専門基礎により育成し、「安全・安心な都市・地域・国づくり」「インフラメンテナンス」に関する推奨履修モデルを設定している。
 工学の専門知識を学びながら、就業現場に関する課題解決型学習(PBL)に取り組むことで実践的なスキルを養い、製造・インフラ産業の現場で活躍できる人材を育成する。
 また、学校推薦型選抜を中心に募集し、地元企業の協力により就業支援を行うなど、進学と就職を1つのスキームとしていることも特徴である。オンデマンド講義を充実させ、時間・空間的にフレキシブルにサポートし、企業の製造・施工部門と研究・開発部門の橋渡し役を担う「創製人材」の育成を目指す。
新入生の男女比率(2024年) 男81%・女19%
名古屋工業大学
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